世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【バルカン半島19】かわいい街と意外な展開

 

ブラショフへ日帰り小旅行

今日はルーマニアブカレストから日帰りでブラショフへ小旅行します。

夜明け前に宿を出発、ブカレスト北駅は朝から人でいっぱいです。

例によって早目に着いたので、コーヒー飲みながら駅の様子を観察しました。

格安鉄道会社とか処方薬局?とか、「これなんだろう?」って思いながら探検してると飽きません。

 

客車タイプのボックスシート

出発時刻が近づき乗車可能になりました。

列車は電気機関車に引かれる客車タイプ。

固定のボックスシートで見知らぬ人と向い合せ。

朝陽に輝く雲が綺麗でした。

 

山が美しい

列車は揺れが少なくスムーズな乗り心地。

途中の山が美しかったです。

2時間半でブラショフ駅に到着です。

 

古都の街並み

駅前の新市街は思ったより都会でした。

路線バスで旧市街の入り口まで行きます。

旧市街に入るといきなり古都の街並み。

 

建物の形と色がかわいい

KFCやベネトンが入居してる建物も、古い形で色が鮮やか。

今回の旅で旧市街を何ヶ所か歩いてきましたが、街並みの可愛さでは一二を争うのではないでしょうか。


黒い塔と白い塔

旧市街のはずれには小川が流れています。

川から丘に登っていくと黒い塔と白い塔が立っています。

塔からは旧市街と向い側のタンパ山が見渡せます。

 

特徴的な形の門

特徴的な形の門もいくつかあって面白いです。

スケイ地区から聖ニコライ教会までたっぷり散策しました。

 

ロープウェイでタンパ山

ロープウェイでタンパ山に登ります。

小さくて古めのロープウェイで懐かしい感じ。

旧市街のオレンジ色の屋根がよく見えました。

上には展望台のような場所はなく飲食店も休業中でした。

 

 

飲食店街もいい雰囲気

旧市街の飲食店街もいい雰囲気です。

ぶらぶら歩いて路線バス乗り場まで戻ります。

 

バスターミナル2へ

ブラショフからバスでドラキュラ伯爵で有名なブラン城へ向かいます。

まずは市内を走る路線バスで「バスターミナル2(アフトガラドイ)」へ。

どのバスが行くのかチケット売り場で尋ねたら、ご機嫌が悪かったようで冷たい対応。

それを見ていた若い男性客が声を掛けてくれて、バスの運転手に聞いて教えてくれました。

どの国にもいい人とそうでもない人と悪い人がいます。

 

紙の切れ端

なんとかバスターミナル2にたどり着きました。

ここから郊外へのバスが発着します。

1時間後のバスでブランへ。

帰りのバスの発車時刻をドライバーに尋ねたら、紙の切れ端に書いてくれました。

別の乗客が「最終は17:30よ」と教えてくれたので、それを書き足しました。

 

ブラン城は長蛇の列

さて、ブラン城に着いてビックリ。人が溢れてます。

バス通りから続く土産物屋街が混雑して歩けません。

入口前には入場を待つ長蛇の列。中も大変な混雑に違いありません。

 

入らない決断

ハイシーズンではないのでこれは予想外でした。

迷った末に私はブラン城に入らない決断をしました。

そこまでどうしても入りたい場所という訳ではなく、むしろ周辺の街やこの後向かうプランBでもいいと考えていましたので。

土産物屋をひやかして次のバスで引き返します。

 

プランBはRASNOV

ということでブラン城を諦めてプランBです。

ブラショフに帰る途中のRASNOVで下車します。

地図のカタカナ表記は「ルシェノフ」ですが、現地の発音は「ラシュノフ(最初にアクセント)」に近いです。

バスのドライバーに聞き返され、地図を見せました。

バスを降りて小さな街を歩いて行くと、ケーブルカー乗り場があります。

 

小さいケーブルカー

ケーブルカーと言っても6人乗りくらいの小さいもの。

上に着くとなかなかいい景色です。

 

要塞の中を散策

ここには要塞があるので入ってみました。

門をくぐって少し歩いてみます。

もっと要塞の中を歩けるはずですが、今回は半分くらいのエリアが閉鎖されてました。

少し残念ですが混んでなかったし、景色が期待以上だったからよし。

 

政治的な話

帰りのケーブルカーの中で、地元の人から政治的な話をされました。

どうやら日本によい感情をもっていないようです。

そういう人もいるでしょうし、そういう話をする人もいるでしょう。

いろんな人がいる。それだけのことです。

 

バスはちょうど行ったばかり

ここから意外な展開になります。

バス停に戻ると、ちょうど行ったばかりで1時間待ち。

地図を見ると近くに鉄道駅があります。

時間もあるので歩いて行ってみると小さな駅でした。

振り返ると雪山が綺麗です。

 

ブラショフまで行けるだと?

時刻表のような貼り紙を見ると、なんとこの鉄道でブラショフまで行けるようです。

駅員らしき人影を見つけたので「次のブラショフ行きは何時ですか?」と尋ねてみたところ「17:48」。次の列車はバスより早いです。

これはご縁と乗ることにしました。

 

2番線ってこれ!?

チケットを買うと「ペロンドイ」と。

ペロンはプラットホーム、ドイは2なので、「2番線」のことらしいです。

「おっ、オレもルーマニア語わかるじゃん」などと喜んだものの、「ホームってどれ?まさかこれ?どっちが2番線?」ってなりました。

下の写真の細くて低いトラムの電停のような物がプラットホームです。

駅員さんは「2番線はこっちね」と指さして教えてくれました。

時刻通りに列車がやってきて、ラシュノフからブラショフまで22分で着きました。

それにしても思いがけない展開。ああ面白かった。

 

【動画】【ルーマニア】偶然乗ったローカル線(ラシュノフ→ブラショフ)

短い動画も撮りましたので、ご覧ください。

 

宿に着いたら22:30

お腹がすきましたがブラショフ駅の売店は既に閉店。

駅構内のバーに例のクロワッサンがあったので、それとスプライトを買って夕食にしました。

帰りの列車は行きより停車駅が多く3時間強かかりました。

宿に着いたら22:30。いろんなことがあった一日。

夜明け前に出発したので、今日はよく活動しました。

明日はゆっくり起きてのんびり歩きます。


もうすぐ帰国

帰国が近づいてきました。最後まで大トラブルなく楽しく過ごしたいものです。

つづく。

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