- サラエボまでバス7時間
- まさかの小型バス
- ドライバーは超絶テクニシャン
- 陸路の国境越え
- 地元の人で満席に
- 質素なサラエボバスターミナル
- 連邦側と共和国側に分かれるバスターミナル
- タクシーでサラエボの歴史と現状を知る
- 宿は真っ暗で施錠
- 郵便局は21時まで営業
- 明日はサラエボを散々歩く
サラエボまでバス7時間
今日はベオグラード(セルビア)からサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)にバスで移動します。
チケットはweb購入しましたが、プラットフォームへの入場券を別途購入必要。
一番端の窓口で190DIN=230円払いました。
サラエボまで約7時間。昼食と水を買い込みます。
長距離移動、陸路越境、夜到着、タクシー交渉…。それなりの難易度の一日になりそうです。
まさかの小型バス
バスターミナルに来たのは小型バスでした。
この路線は大型だと思い込んでました。
荷物代100DIN=120円払って乗り込みます。
乗客は6名。空いてて楽です。
小型と言ってもミニバンとは違って乗り心地は悪くありません。
ドライバーは超絶テクニシャン
最初だけ高速で後は一般道。遅い車を追い抜きながら田舎道や小さな街を抜けて行きます。
ドライバーは電話、タバコ、音楽、お菓子…自由な運転で交代なし。
途中タバコ吸いながら電話して、ギアチェンジしながら小銭の整理をしてました。
手が4本必要なのでは。どうやって運転してるのでしょうか。
無事着きますように。
陸路の国境越え
陸路の国境越えはスムーズでした。
出国はパスポートを係官が集めてドライバーが返してくれます。
入国は車を降りて窓口で一人ずつ手続。
乗客1人は係官といろいろ話してて、バスに再び乗りませんでしたが、国境の街で降りたんだよね。うんきっとそうだ。
※下の地図は最短で検索されてますが、実際はもっと遠回りのルートなので7時間かかりました。
地元の人で満席に
バス停に何回か寄り、トイレ休憩、燃料補給…。
地元の人の地方都市間の移動手段にもなってるようです。
その区間だけ満席になり、後でまた6人に戻りました。
川沿いや山道も通って飽きない…いえ7時間はさすがに飽きました。
質素なサラエボバスターミナル
ほぼ予定通りサラエボに到着しました。
思ったより質素なターミナルです。
暗い室内にチケット売り場は2ヶ所のみ。両替所はなし。
連邦側と共和国側に分かれるバスターミナル
このバスターミナルがサラエボの歴史と複雑な現状を象徴しています。
サラエボは現在も連邦と共和国に分かれています。
バスターミナルも連邦側と共和国側の2つあり、セルビアから到着するバスは共和国側のターミナル(ルカヴィツァ)に着きます。
市内に行くトロリーバスは連邦側にしかなく、共和国側からはタクシーに乗るか、徒歩で連邦側のターミナルまで行く必要があります。
この日は既に日が暮れかかっていたので、タクシーを利用するつもりでした。
情報では1人乗車の場合€7が相場とのこと。
バスで一緒だった中国人カップルに声を掛け、3人でタクシーと交渉しました。
最初のドライバーは「3人で€15」、次のドライバーも同じでした。
一人€5ですし、交渉の余地はなさそうでしたので手を打ちました。
後で宿の主人に尋ねたら妥当だとのことでした。
タクシーでサラエボの歴史と現状を知る
タクシーに乗り込もうとすると、ドライバーは天井灯(日本で言う"あんどん")を取り外します。
車内で理由を尋ねると、「連邦側と共和国側で営業許可が分かれている。自分のエリアでしか客を乗せられない。ここは共和国側でこれから連邦側に行くので、その場合は天井灯を取り外す決まりになっている。」とのこと。
なるほど。
出発してしばらく走るとドライバーが「あそこに看板があるだろう。ここで連邦側に入る」と。
それからドライバーは、サラエボの複雑な歴史と現状を穏やかに語ってくれました。
「私はここで生まれたけど今の街は外国人のように感じる」という言葉が印象的でした。
何もかも変わってしまった、という意味だと思います。
宿は真っ暗で施錠
途中で中国人カップルを降ろし、私が宿の近くでタクシーを降りると既に日が暮れていました。
宿の前に着くと建物の中は真っ暗で入口は施錠されています。
一瞬「えっ」ってなりましたが、そう言えばBooking.comのメッセージが届いてました。
確認してみると「近くに着いたらメッセージくれ」と。
「着きました」と連絡したら10分で主が来てくれました。
中に入って丁寧に説明。
鍵がやや不調でコツがいるようでしたが、上手くできるようになるまで何度も試させてくれたので安心でした。
郵便局は21時まで営業
とりあえず近くの郵便局で両替して、夕飯の買い出し。
夜の旧市街はいい雰囲気です。
郵便局はなんと21時まで、スーパーも深夜まで開いてて便利。
夕飯はパン屋でピザを買いました。
これが美味かった~。
明日はサラエボを散々歩く
今日は移動だけだと思ってましたが、最後に現地の人から生の話が聞けて貴重な経験となりました。
明日はサラエボの街を散々歩きます。
つづく。
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