- 目的地にたどり着く謎解きゲーム
- 思いがけずトラムを発見
- トラムは段階的に設備全面改修中?
- 違う違う、表裏反対じゃよ
- レトロなトラムを眺める至福の時間
- 落ち着いた終着駅前
- こっちじゃなくてあっちね
- サラエボ包囲「トンネル博物館」
- 小さな街の小さな市場
- スナイパー通りの銃弾の跡
- 夜の旧市街カフェ
- アザーンが聞こえる宿
- サラエボ楽しかった
目的地にたどり着く謎解きゲーム
今日は雨予報。
「成田→ドバイ→ベエグラード→サラエボ」と遠距離移動の疲れが残っているので、半ば休養日にするつもりです。
市街地西部にある「トンネル博物館」1ヶ所だけ行くことにします。
前日「サラエボのトラムが走ってない!」とショックを受けました。
トンネル博物館は「トラム→バス」で行けるはずでしたが、そのトラムが旧市街を走っていないので行き方がわかりません。
「今日は目的地にたどり着く謎解きゲームを楽しむつもりでテキトーに行ってみよう」
そう思ってとにかく西に向かうバスに乗りました。
思いがけずトラムを発見
バスの行き先はCengic Vila。旧市街と目的地の中間地点です。
ここでバスを乗り換えれば行けるのでは?
そんな軽い気持ちでバスに乗りました。
終点でバスを降りると、なんと目の前にトラムが!
「えっ!?トラム!?なになに?何が起きたの?」
私は混乱しましたが、他の乗客はみんな急いでバスからトラムに乗り換えています。
私も小躍りして乗り込みました。
これですこれ!これに乗りたかったんです!
ダメ元でバス終点まで来てよかった!
トラムは段階的に設備全面改修中?
トラムの件はたぶんこういうことでは(推測です)。
・廃止ではなく線路・架線などの設備全面改修
・西側(ILIDZA-Cengic Vila)は改修完了し運行中
・東側(Cengic Vila-BASCARSIJA)は工事中でバス代替輸送中
全線を元通り運行するのかな。旧市街の改修は大変そうだけど。
違う違う、表裏反対じゃよ
チケットを運転士から購入すると、乗客のオジサンが刻印の仕方を教えてくれました。
「その機械に入れるんじゃよ。違う違う反対。表裏反対じゃよ。そうそうそれでいい。」
車内は落書きだらけ。
それでも歴史を感じる車両はなかなかいいです。
動画も撮りましたので、後日追記します。
レトロなトラムを眺める至福の時間
トラムの終点ILIDZAで降りると、線路がループになっていて折り返す構造でした。(欧州はこの形が多いですね)
レトロでかわいい車両。さまざまな形とデザイン。
次々と発着する様子をしばらく眺めてました。
至福の時間です。
落ち着いた終着駅前
桜?が満開で綺麗でした。
この駅は構内に入る際に切符を買う方式。
小さな売店もありました。
ガチャガチャせず静かで落ち着いた場所でした。
【動画】【ボスニア・ヘルツェゴビナ】サラエボのトラム(路面電車)
トラムの短い動画を撮りました。レトロでかわいい車両が走る様子をご覧ください。
こっちじゃなくてあっちね
さて、散々トラムを眺めて満足したので目的地へ向かいます。
トラム駅の隣のバスターミナルから32番のバスに乗車。
チケットが素朴でいいです。1.4KM=100円。
ドライバーに「トンネル博物館?」と尋ねたら「YES」。
バス停に着いたら「そこをぐるっと回ってあっちの方だよ」と行き方を教えてくれました。
他の乗客も「そうそうこっちじゃなくてあっちね」と一緒に教えてくれました。
バルカン半島はこうやって外国人に親切な人が多いです。
サラエボ包囲「トンネル博物館」
バス停から住宅街を10分くらい歩いて博物館に到着。
サラエボ包囲の際に空港の地下にトンネルを掘り、補給や脱出に使われたものを保存展示しています。
当時の民家を使っていると聞いてましたが、思ったより広くて充実した展示でした。
ビデオを観て概要を理解したうえで、トンネルを少し歩いて通りました。
目の前の空港を飛行機が離着陸していて、建物には弾痕が多数残ってました。
期待以上でとても興味深かったです。10KM=700円。
小さな街の小さな市場
バスで戻ってトラムに乗る前に、ILIDZAの街をプチ散策。
小さな市場を見つけて寄り道しました。
野菜果物と衣料品を売ってます。
例によってバナナを2本を購入。
写真撮っていいか尋ねるとオジサンとオバサンがおどけてポーズ。
観光客が少ない街でこういう寄り道は楽しいですね。
スナイパー通りの銃弾の跡
トラムに乗って帰ります。
行きはトラムに乗れたのが嬉しくて車内ばかり撮ってましたが、帰りは車窓を眺めます。
スナイパー通りの延長線上で、沿線の集合住宅の壁には銃弾の跡がたくさん見られました。
下のチケットの写真は、右が旧市街から乗ったバス、左上がILIDZAから乗ったバス、左下がトラムです。
料金は全部1.4KM=100円。
夜の旧市街カフェ
早目に宿に帰って昼寝。夕方軽く散歩に出掛けます。
旧市街はオシャレなカフェがたくさん並んでますが、夜になると一段と雰囲気がいいです。
カジュアルな店でカプチーノをいただきました。3.1KM=220円。
スーパーで夜食と朝食と水を買い込んで宿へ。
アザーンが聞こえる宿
サラエボの宿は「Guesthouse Yildiz」。
旧市街のセビリ至近の好立地。設備は価格相応。
周辺は静かですが朝4時台からアザーンが聞こえます。私には心地よかったけど。
無人でチェックイン時に立ち会う方式。
鍵がやや不調でしたがコツを掴んで大丈夫。1泊約€20。
サラエボ楽しかった
今日は休養日のつもりが充実した一日になりました。
サラエボ楽しかったなあ。
明日は朝から移動します。
つづく。
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