世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【東南アジア15】「カンボジア→ベトナム」バス国境越え

 

カンボジアベトナム」バスで国境越え

今日はプノンペンカンボジア)からホーチミンベトナム)へバスで移動します。

今回の旅のテーマのひとつは陸路で国境を越えること。

先日「ラオス→タイ鉄道越境」しましたが、今日は「バス越境」です。 

※「ラオス→タイ鉄道越境」の様子はこちらです↓

 

Giant Ibis $36

この路線は数社のバスが運行されています。

今回は一番高くて評判のいいGiant Ibisという会社を選択しました。

初のバス国境越えなので安心感を優先したのと、宿泊した宿がwebでピックアップ予約できたので。

web直予約で$36。街の店で売ってる別の会社は$25です。

コロナ前の情報では「Giant Ibisが$18、他が$10」だったので倍に値上がりしてました。

街の店でバス料金の相場チェック

 

高級感ある待合室

宿からマイクロバスで郊外の出発ターミナルへ。

待合室からピカピカで高級感あります。

バスも比較的新しく、4列シートですがWiFi、水と缶コーヒー、クロワッサン付。

トイレは付いていませんが、他社もほとんど付いてませんでした。

 

片側1車線の幹線道路

さて、7時間の陸路越境の旅に出発です。

最初の渋滞通過にやや時間がかかりましたが、隣席のアメリカ人と雑談しながら過ごしました。

市街地を抜けると片側1車線の幹線道路を延々と走ります。

バイク、トゥクトゥク、普通車、トラック…。

様々な大きさや形の乗り物が、まちまちのスピードで走っています。

時速30kmくらいの遅い車も多いので、積極的に追い越さないと日が暮れてしまいます。

 

はみ出し追い越し爆走!

反対車線にはみ出して追越しを繰り返しながら爆走。

「いつ行くんだろう?ここか?行った行った!うぉおおお!ふぅう…」

などと心の中で叫びながら追い越しを見守ります。

遅い車を追い越すトラックの更に左側を2重追い越しする場面もあってヒヤヒヤでした。

2列目の座席から前方を見てるとスリルがあって飽きません。

しばらく大人しい運転で追い越しかけないなと思ってたら、スピード違反取締りやってたりして。

対向車がパッシングで教えてくれるのは日本と同じでした。

 

橋の上は見物客

途中メコン川にかかる大きな橋では、バイクや車を停めて橋の上から見物する人がいて、やや渋滞してました。

その先のドライブイン的な場所で一度トイレ休憩。

出発から4時間で国境に到着しました。

 

国境でランチタイム

国境の街は思ったより栄えてました。

片側2車線になり、道路沿いにはホテルやカジノらしきものもあったりして。

国境付近に着くとバスのスタッフがパスポート集めます。

彼が出国手続を手伝ってくれてる間、乗客は食堂でランチタイム。

日本人らしき人が1人いたので声を掛けてみると、学生さんの卒業旅行でした。

バスで貰ったクロワッサンを一緒にかじりながらおしゃべり。

2人でシンガポールへ行ったけど、同行者は「治安が悪い国は行きたくない」とそこで帰国。

その後は1人で「マレーシア→カンボジア」と旅してきたそうです。

うむ、その調子で一人旅の達人になってくれ!

 

出入国手続き

再びバスに乗って国境へ。

預けた荷物も持って建物の中へ。

バスのスタッフに呼ばれた人から順に1人ずつ窓口に行って手続き。

その先に進むとセキュリティチェック。

建物を出て椅子に座った係官にパスポートを見せる。

これで手続き完了でバスに乗り込みます。

 

「俺のおかげだ」?

出入国の書類はバスのスタッフが用意してくれたようです。

バス会社と当局の関係による運用かと思われます。

気になる点がある乗客がいたようで、国境に向かうバスの中でスタッフが真剣な顔つきでアドバイスしてました。

大声で話してるのでなんとなくわかってしまいましたが、ここには書かないでおきます。

国境通過後もスタッフは「無事済んでよかった」と話してました。

それが本当に難しいことだったのか、実は全く問題ないことなのに「俺のおかげだ」という振りをしていただけなのか、私にはわかりません。

 

バイクが流れる大河

ともあれ一安心です。あとはホーチミンへ向かうだけ。

ベトナムに入ると一段とバイクが増えます。

ヘルメット率がカンボジアは20%くらいだったのが、ベトナムに入ったら100%になりました。

中心部に近づくとバイクが更に増えて、最後はバイクが全車線にあふれます。

まるでバイクが流れる大河にバスが浮かんでいるようです。

1時間遅れの18時にホーチミン着。

乾季なのに今日は雨です。

 

すこぶる見つけ難い宿

日本人学生さんと互いによき旅を祈って別れ、宿に向かいます。

「すこぶる見つけ難い宿」と評判だったのですが、事前に調べといたので一発で見つかりました。

下の写真の赤丸の路地に入って行くんですよ。ワクワクします。

宿の前に着いたらご主人が「ヘイヘイヘイ、ソンシンソンシン!」と手に名刺を持ちながら宿の名前を言って駆け寄ってくれました。

きっと場所がわかりにくいので、待っていてくれたのでしょう。

連絡した到着予定時間に着いてよかったです。

宿に続く路地の入口

 

ホーチミンの宿

宿は「ソンシンゲストハウス」。1泊1,900円。

ごちゃごちゃっとした中心部の路地裏にあって、5階建てくらいの狭くて細長い建物が集まっています。

繁華街のすぐ近くですが、ちょっと入った場所なので騒音は割と小さめです。

1階がダイニングキッチン、2階が住居、3・4階が客室(たぶん全3室)。

1階ではオーナー家族が寛いでおり、学習デスクもあります。

どちらかと言うとホームステイに近いですね。

細い階段で3階へ。質素で十分な部屋。

ここも可もなく不可もなく、価格相応かなあ。

 

夕暮れの景色に感動

小さなバルコニーから眺めた夕暮れの景色に、何故か感動しちゃいました。

長いバス旅を終えて、見つけづらい宿を発見。

窓を開けたら急に強くなった雨、生活感あふれる夕暮れ時の建物、聞こえてくる団らんの声…。

そんな感じです。

 

中国系のベトナム人と相席

夜になって食事に出ました。

その辺の流行ってる店で無難な炒飯を頼みました。

混んできて中国系のベトナム人と相席に。

外国人らしい私に話しかけてくれて、京都や大阪に行った時の写真見せてくれます。

彼女はバインセオを頼んだのですが、「これ美味いから食べな」と少し分けてくれました。

パクチーと一緒に葉っぱで巻いて「ほら、食べなよ」と。

「フランス語は喋れるけど英語は苦手」と言ってましたが、私と同レベルの英語でむしろ話しやすかったです。

楽しい夕食になりました。

 

噂通りのブイビエン通り

帰りにブイビエン通りを通りました。

噂通り凄いところでした。

低音の効いた大音響が流れ、台の上で若い男女が不思議なクネクネダンスを踊っています。

「はあ、これかあ」と思いながら客引きを笑顔でスルーしつつ、宿に帰りました。

 

明日はホーチミン街歩き

明日はホーチミンの街を歩き倒します!

つづく

 

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