- 念願の三陸鉄道
- 宮古で赤字せんべい
- 防潮堤と新築平屋
- 久慈はレトロの街?
- JR八戸線
- 青い森鉄道
- アップルパイ
- 雲谷そば
- 市場見学
- 青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」
- 満足感の高い旅
- エピソードその1「挨拶」
- エピソードその2「燃費」
- エピソードその3「無言?」
「信越・東北旅」のまとめ記事の3回目(最終回)です。
7日目・8日目の様子と、最後に旅のエピソードを3つほど。
Twitterでは紹介していない話もありますので、斜め読みしていただけると嬉しいです。
念願の三陸鉄道
旅の7日目は三陸鉄道から。
震災前から乗ってみたかったので、念願が叶いました。
・盛→宮古(2時間20分)
・宮古で乗り継ぎ待ち(1時間)
・宮古→久慈(1時間40分)
盛駅で乗ったのは、クウェートからの支援を受けて導入された新型車両。
内装はレトロ調でした。
恋し浜では撮影停車。
浪板海岸でも景色のいい場所で徐行してくれました。
ローカル線のノンビリ旅を満喫しました。
宮古で赤字せんべい
宮古での乗り継ぎ1時間で、昼食の後ショップへ。
「さんてつや」はグッズが充実しています。
「赤字せんべい」を買って食べました。
赤いから辛いかと思ったら、意外と甘い味でした。
防潮堤と新築平屋
宮古からは赤と青のお馴染みの車両。
堀内駅の前後の絶景ポイントでは停車してくれるサービスも。
三陸鉄道は思ったよりトンネルが多かったですね。
あと、BRTからずっとそうでしたが、全ての入り江に巨大な防潮堤が築かれていました。
そして綺麗に整地された土地にポツポツと建つ新築の住宅。
平屋が多いのは高齢者が多いからでしょうか。
久慈はレトロの街?
13:03の次が17:00です。
駅舎を出るとロータリーには「駅前デパート(廃業)」が。
一番上は展望室だったのでしょうか。いい感じです。
時間潰しに徒歩10分の道の駅に行くと「レトロ館」の文字が。
これは行くしかありません。
300円払って入ると、これがなかなかのものでした。
個人の収集物だそうですが、期待以上の展示でした。
JR八戸線
久慈からJR八戸線で八戸へ。
八戸の中心街はここではなくて5kmくらい東の本八戸。
昔ながらの横丁もいくつかあるそうなので歩きたかったのですが、やや疲れ気味でしたので無理せず宿で休養しました。
青い森鉄道
8日目(最終日)は青い森鉄道で八戸から青森へ。
新幹線なら25分ですが、例によって各駅停車で90分。
時折見える陸奥湾を眺めながら揺れを楽しみます。
キャラクターのモーリーがかわいいです。
アップルパイ
最後の訪問地は青森(半日だけ)。昨年9月以来です。
まずはアスパムでアップルパイ。
昨年はグランブル食べたので、今回はチーズアップルパイ。
目の前の青い海公園で食べました。
雲谷そば
続いて昨年は食べなかった雲谷(もや)そば。
ニコニコ通りの大谷そばへ。
箸でつかむ度に切れていく独特の食感。
市場見学
青森魚菜センターとアウガ地下の市場をぶらぶら歩きます。
のっけ丼食べてる人はそこそこ居ましたが、アウガは空いてました。
青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」
八甲田丸は昨年も来たのですが、大好きなので再訪。
内容が充実しててお勧めです。
昭和の青森駅前を再現したジオラマも面白いですし、船室や操舵室も見れます。
車両甲板には鉄道車両が展示されていて素晴らしいです。
あと、青森駅のホームと青函連絡船を繋ぐ通路が今も残っていて、ここを大勢の人が乗り換えて行ったのかと思うとノスタルジックな気持ちになります。
青森で旅のいい締めくくりができました。
満足感の高い旅
帰りは「はやぶさ」で一気に東京へ。
長野→新潟→山形→福島→宮城→岩手→青森。
お陰様で私らしい満足感の高い旅になりました。
計画は概ね実行でき、トラブルも楽しめ、旅情を感じるエピソードも。
乗り潰しも少し進みました。
おつきあいいただき、ありがとうございました。
エピソードその1「挨拶」
最後に軽めのエピソードを3つほど。
ひとつ目は「挨拶」。
旅してると、通りすがりの地元のおじさんとか自転車を押す女子高生とかに、「おはようございます」などと挨拶されることがあります。
先方にとっては当然のことなんでしょうけど、普段世知辛い都会で生活してると、温かい気持ちになったり、声掛けなかった自分を恥じたり。
特にこのご時世は、旅行者をよく思わない人もいるので気を遣うだけに、地元の人に声掛けてもらえると嬉しいですね。
地域によって違うので、こちらから声掛けるのはリスキーですが、挨拶されたら気持ちよく応えたいものです。
エピソードその2「燃費」
三陸鉄道の待合室での出来事。
早目に着いて駅員さんに「まだホームには入れませんよね?」と尋ねました。
駅員さんは「これから車両は燃料を補給しに一旦車庫に入ります。その後ホームに戻ってきますのでご案内します。それまでこちらでお待ちください。」と応えてくださいました。
普通はこれで終わるのですが、この後駅員さんはディーゼル車の燃費、車種ごとの燃料タンクの違い、燃料補給できる駅はどこか、連結可能な車両の組み合わせまで、いろいろ教えてくださいました。
「なぜまだホームに入れないのか」「なぜいま燃料を補給する必要があるのか」について理由をよく説明して、納得した上で待合室で待機してもらおう、という意図だったようです。
手間を惜しまず丁寧に対応する姿勢が嬉しくて、穏やかな時間を過ごせました。
エピソードその3「無言?」
最後は電車の中の出来事。
始発駅の車内で出発を待っていると、出発30秒前にホームに降りてきたご婦人。
ややご高齢も足取りはしっかり、ヘルプマークの付いたキャリーを引いている。
反対側の電車とこちらの電車の、どちらに乗るべきか迷っている様子。
慌ててこちらに乗りこんできて私に笑顔で「〇×市へは行きますか?」と尋ねるが、直後にドアが閉まり出発。
私は路線図を差しながら「〇×駅なら行くと思いますよ。地元じゃないので自信ないですが。」と答える。
ご婦人は礼を言って着席。
すぐ近くに地元の人と思われる中年男性が居て、私たちのやり取りを聞いていたが無言。
私は「〇×市=〇×駅で合っているのか」「ちゃんと〇×で降りるだろうか」などと思いを巡らせ、〇×駅はワンマン運転でも全てのドアが開くことを時刻表で確認。
(ワンマン運転は一番前のドアしか開かないことが多いが、地元の人でも乗降方法を知らないことが多く、迷ったり困っている人をよく見かけるので)
〇×駅が近づき、「駅に着いてもご婦人が降りようとしなかったら声を掛けよう」と身構えていると、先ほど無言だった男性がご婦人に「次、〇×ですよ」と声を掛ける。
男性も〇×で降りるらしく、二人は声を掛け合いながら降りて行った。
ホームでは男性が「エレベーターはあそこですよ」と話し、自分は階段へ向かって行った。
きっと彼は始発駅でのやり取りを聞いていて、「この旅行者が間違ったことを言ったら介入しよう」と思っていたが、問題なかったため無言を保ち、〇×駅で降りる際だけ自らサポートしたのでしょう。
無理やりおせっかいに介入せずに見守ったうえで、必要な時だけ十分なサポートをした男性の態度にスマートさを感じました。
以上、なんでもないちょっとした出来事ですが、それぞれに少し心が温まるエピソードでしたので紹介してみました。
それではこれで、今回の旅のまとめ記事を終わります。
もしよかったら次の旅もおつきあいください。
ありがとうございました。
ああ、楽しかった!
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