世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【東北・道南6】海面下140mへの旅(青森→函館)

 

昨日は下北半島、今日は津軽半島

旅の6日目。今回の青森市は泊まるだけ。

早起きして出発。早朝の市街は静かです。

青森から津軽線に乗って北へ。

昨日は下北半島、今日は津軽半島です。

 

町営バスは驚きの100円

蟹田で乗り継いで1時間半、終点の三厩で下車しました。

ここからバスで津軽半島の先端、龍飛岬を目指します。

小さな町営バスは30分で驚きの100円。申し訳ないくらいです。

 

念願の「青函トンネル記念館

着いたのは「青函トンネル記念館」。

昨年はずっと休館だったので念願の訪問です。

目玉は「体験坑道」。

青函トンネルの工事に使われた坑道にケーブルカーで潜って行き、海面下140mの坑道を見学できます。

 

ケーブルカーで海面下140mへ

前方のハッチが開くといよいよ降下開始。

最初はゆっくりそろそろ動いてましたが、スピードが出始めるとガタガタンバーン!

思ったより激しい振動と大きな音でドキドキ。

7分の乗車時間は長く感じ、「まだ降りるの?」っていう感じでした。

 

実際の工事で使われた車両や工具

ケーブルカーを降りて、スタッフの案内で坑道内を歩きます。

工事の様子を説明した資料や、実際に使われた車両や工具などが展示されています。

海面下140mだと思うと少し怖くなりますね。

そして実際にここで工事が行われたと思うと、鳥肌が立ちました。

 

サンダーバードの世界

ひと通り見学が終わると、再びケーブルカーに乗って地上へ上がります。

これまた激しい音と振動。

最後に風門(ハッチ)が閉まるのを待ってから外へ出ます。

まるでサンダーバードの世界でした。

降りて上がる様子の短い動画を撮りましたので、音と振動を是非感じてみてください。

 

【動画】【青函トンネル記念館】ケーブルカーで海底下140mへ(竜飛斜坑線 体験坑道)

 

展示ホールとギャラリー

無事帰還できてホッとしました。

その後、展示ホールとギャラリーで工事の理解をさらに深めました。

来てよかったです。オススメです!

 

♬ご覧あれが龍飛岬〜

記念館から徒歩15分ほどで「津軽海峡冬景色」の歌謡碑へ。

スイッチを押すと、大音響で「ご覧あれが龍飛岬〜」と2番から先が流れます。

観光客が代わる代わる押して行きます。

近くにはTVによく出る赤い服のオバサンが、元気に営業中でした。

 

階段国道

歌謡碑のすぐ近くに「階段国道」があります。

国道339号線が階段になっていて、ここから海岸まで下りていけます。

私は荷物があったので(後述)上から覗くだけにしました。

 

龍飛岬灯台から北海道を望む

さらに少し歩くと灯台に着きます。

もやってますが一応北海道が見えました。

あの津軽半島の先端に居るんだなあ、と思いました。

 

売店で長話

灯台の駐車場にある売店に行くと、店の人に声掛けられました。

「あれ、今朝バスで一緒だったねぇ」

町からバスでここまで通っているそうです。

帰りのバスまで時間があるので、少し休憩させていただくことに。

土地の物を試食させてくれたり、近くを散策する間荷物を預かってくれたり。

気候のこと、海産物のこと、地域の生活のこと…。

ホタテ串とコーヒーだけで長居してしまいました。

試食したモズクとイカの肝、美味かったなあ。

 

求むコインロッカー!

龍飛は見どころも多くていいところでした。

しかし1つだけ問題がありました。

津軽線終点の三厩駅にはコインロッカーがありません。

そのため記念館から灯台まで行ってバス停に戻る徒歩30分の距離を、ずっと荷物を持ち歩く必要があります。(記念館は見学中だけ受付で預かってもらえます)

青森に連泊して身軽ならいいのですが、私はこのまま北海道へ移動するので、小さめのキャリーですがガラガラ引きずって歩きました。

利用客が少ないとは思いますが、コインロッカーがほしかったです。

 

紅生姜を混ぜたいなり寿司

津軽線を戻って津軽二股駅へ。

ここから新幹線で北海道に渡ります。

1時間ほど時間があったので、売店で軽食を買いました。

お店の人に尋ねたら、こちらのいなり寿司は紅生姜を混ぜるそうです。

あと甘いお餅の「がっぱら餅」。

珍しい地元の食べ物を味わえてよかったです。

 

1駅だけ新幹線

奥津軽いまべつ駅から新幹線に乗ります。

ホームが狭い!乗車したの2人のみ!

乗るのは次の木古内まで1駅だけ。

今回の旅は東京から札幌まで行くのに、新幹線はこの1駅だけです。

乗車時間33分のうち、青函トンネルの通過に25分かかります。

さっき潜った辺りを通ってるかと思うとなかなかです。

乗って潜って出たら降りる。トクだ値50で2,020円。

 

道の駅「みそぎの郷きこない」

木古内で降りたのは「道南いさりび鉄道」に乗るためです。

まず、駅ロータリーにある道の駅で「いさりび1日きっぷ」を買います。

普通に切符を買うより220円節約できます。

この道の駅、新しくていろいろ売っててなかなかよかったです。

 

「旅してる」って感じ!道南いさりび鉄道

木古内から五稜郭を通ってJR直通で函館まで、海岸沿いを走ります。

車両のデザインが好きです。

少し開けた窓からの風が爽快で、海越しに函館山が見えました。

途中で懐かしい国鉄デザインの車両とすれ違いました。

約1時間で函館に到着しました。

「旅してる」って感じ!


みんな大好き「ラッキーピエロ

夕飯はみんな大好き「ラッキーピエロ」。

チャイニーズチキン+ラキポテ+ガラナ

初めてラキポテ食べましたが、これ好きです。

デミグラソース、ホワイトソース、チーズがかかってるなんて神です。

お菓子とシールも買っちゃいました。

なにしろ函館にしか店がないんだから、これを食べに来たと言っても過言ではありません!


明日は一日函館

今日は移動しながら観光もしたので、慌ただしかったですね。

昨日の「盛岡→下北→青森」と今日の「青森→津軽→函館」が今回の旅で一番ハードな日程かな。

明日は一日函館でゆっくりします。

つづく。

 

【次の記事】↓

 

【この旅の最初の記事】↓

 

【自己紹介と目次】↓