世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【西へ乗り潰し旅4】「青春18きっぷ」らしい最難関日(鳥取→島根)

 

この旅の最難関日!

「乗り潰し+街歩き」の旅は4日目。

今日はこの旅で最難関の日です。

出発地は鳥取駅、目的地は出雲市駅。

下の地図をご参照ください(🔴は乗換駅)。

普通の人は海沿いを特急で1時間50分。

でも私はまず鳥取から南下して山の中を通って再び日本海へ。

丸一日(11時間19分)かけて移動します。

とにかく本数が少ないので、どこかで何かが起きると全てが破綻します。

そういう意味で最難関日です。

 

車内もホームも高校生で満員

まず、鳥取から因美線で智頭へ。

1-2両かと思ったら意外にも4両編成。そして通学の高校生で満員。

8月ですが、ここでは既に夏休みが終了していたようです。

途中の郡家駅では列車を乗り換える高校生がホームに溢れてました。

珍しい光景を見た気がします。

この後、車内はガラガラになりました。

 

草に覆われる駅名看板

静かなローカル線に戻って、のんびり車窓を楽しみます。

田んぼの稲がだいぶ黄色くなってきましたね。収穫間近と見られる場所もありました。

夏は草木が茂るので駅名看板が草で隠れてきて、駅の風景のローカル感がさらに増します。

 

智頭の乗り継ぎは9分

鳥取から50分で智頭に到着。

橋を渡って9分の乗継で津山行に乗り換えます。

今度の列車は1両です。

 

「制限25!」「制限解除!」

「智頭→津山」は、制限速度時速25kmの区間が頻繁に現れます。

「制限25!」「制限解除!」

運転士さんは2本のレバーを忙しそうに駆使して速度を調節してました。

お疲れ様です。

この区間は動画も少し撮りました。

ローカル線らしい風景と音をご覧ください。

 

【動画】【因美線】内陸部を走るローカル線(前面展望)

 

津山まなびの鉄道館にタイムアタック

1時間9分で津山に到着。乗継時間は40分。

この時間を使って「津山まなびの鉄道館」に寄り道します。

徒歩10分×往復なので滞在15分。タイムアタックです。

転車台もある扇型機関車庫。

多数の様々な車両が展示してあって見事でした。

もっとじっくり見たい!

後ろ髪を引かれる思いで駅に向かい、汗だくで何とか間に合いました。

 

時刻表がスカスカ

津山から山中を西へ1時間43分で新見に到着。

この辺りのホームや駅舎は趣があっていいですね。

下の2枚目の写真は津山駅の時刻表です。

路線が交差する要衝ではありますが、本数がなかなか少ないです。

 

「The 駅前食堂」でオムライス

新見駅では乗継時間が70分あるので、ここで昼食にします。

改札を出ると間もなく「The 駅前食堂」って感じの店がありました。

オジサン一人でやってて、常連さんらしき人が少し手伝ってます。

メインは備中そばのようですが、敢えてオムライス頼みました。

普通に美味い。720円。こういうの好きです。

懐かしい雰囲気も味わえて満足です。

 

年季の入り方が最高

新見からさらに西の備後落合へ向かいます。

新見駅の地下道やら途中駅の駅舎やら、年季の入り方がいい感じでたまりません!

 

3線が交わる「落ち合う駅」

新見から1時間26分で備後落合に到着。

3線が交わる「落ち合う駅」。風情ある駅です。

鉄道員のボランティアの方がホームで木次線の歴史と特徴を説明してました。

とてもいい駅なので、この雰囲気を1時間くらい味わいたかったのですが、15分後の列車を逃すと3時間待ちなので、木次線に乗車します。

 

奥出雲おろちループ

朝からずっとローカル線に乗ってるので、さすがの私も飽きてきましたが、ここから木次線に3時間乗ります。

備後落合を出てしばらくすると、「奥出雲おろちループ」が見えてきます。

自動車の道路がループ状になっていて、なかなか大規模な構造物でした。

鉄道の方もループではありませんが、大きな弧を描きながら坂を下って行きます。

 

出雲坂根三段式スイッチバック

ここで木次線スイッチバックに入ります。

高度差をこなすため、ジグザグになった線路を走ります。

ここでは運転士さんが車内を移動して進行方向を変えていました。

他のどこかでは運転席を動かずに窓から顔出してバックしてた記憶があります。

乗り物好きには楽しいアトラクションです。

前進でスイッチバックへ進入

停止して運転士が反対側の運転席へ

進行方向が変わり坂を下りていく

出雲坂根駅で停車し運転士が反対の運転席へ

 

やっと山陰本線まで戻る

2時間55分で宍道に到着。やっと山陰本線まで戻りました。

木次線はほぼ満席状態でした。

鉄道ファンらしき人もいましたが、どちらかと言うと中高年の旅好きの人が多かった印象です。

 

夕暮れの宍道湖

宍道駅では乗継時間が42分あるので、徒歩5分の宍道湖を見に行きました。

湖の向こうはすぐ日本海なのかと思ったら、間に山があるんですね。

ちょうど日没が近くて適度に雲もあり、綺麗な景色が見れました。

 

出雲市駅を下から見上げる

最後に山陰本線日本海沿いに宍道から出雲市へ。

ホーム上で夕陽が沈んでいくのを眺めました。

出雲市駅の有名な駅舎を、あえて下から撮ってみました。

 

今日のまとめ

鳥取駅→出雲市

・7:18鳥取→18:37出雲市、11時間19分(普通の人は特急で1時間50分)

・乗換5回

・大半が初乗車区間

・運賃5,720円分(青春18きっぷ利用)

※前日も翌日も一部区間が大雨で運休発生。私はラッキーでした。

 

出雲そばとアーケード

出雲市駅の近くを軽く散策します。

夕飯は出雲そば

静かな商店街をぶらぶら歩きました。

 

出雲市の宿

「THE STRUCTURE HOSTEL&CAFEBAR」。

カーテンで仕切るキャビン型安宿です。

シャワー・トイレ共同。設備は普通。

アメニティほぼなし。共有スペースほぼなし。

カフェバー併設。他のタイプの部屋もあり。

1泊3,500円。価格相応かな。

 

青春18きっぷ」らしい一日

なんとか最難関日を無事通過しました。

青春18きっぷ」らしい一日で楽しかったです。

明日は山陰を西へ向かい、萩を目指します。きっぷ

つづく。

 

 

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