- 旅情あふれるノンカーイ駅
- 新型の寝台特急
- 設備充実で快適そのもの
- 静かな夜汽車の旅
- 真新しく巨大な新バンコク駅
- 昔ながらの国鉄バンスー駅
- 2バーツ(8円)で列車に乗れる!
- 哀愁のフアランポーン駅
- 突然の土砂降りと雷
- フアランポーン→ドンムアン
- 新ドンムアン駅は高架
- 新駅からドンムアン空港への行き方
- 空港内クーポン制フードコート
- なぜまた「ドンムアンからエアアジア」?
- 雲の上はいつも晴れ
- 3番の路線バス
- エピソードは別記事で改めて
旅情あふれるノンカーイ駅
ラオスからタイへ陸路鉄道で越境しました。
タイに入国したノンカーイは旅情あふれる駅です。
切符売場、待合室、荷物預かり所など、古き良き鉄道駅を思わせます。
出発まで2時間あるので、ホームのベンチでパンをかじりながら雰囲気を味わいます。
先発の快速列車が出発すると、背後に隠れていた乗車予定の特急寝台列車が目の前に現れました。
新型の寝台特急
線路を渡って隣のホームに行きます。
車両の入り口には車掌さんが居てチケットを確認。
車内に入ると聞いてた通り新しい車両です。
導入から5年経過してるはずですが、まだピカピカです。
今回は窓がある下段を確保しました。
椅子は大きいしテーブルも専用だし荷物スペースも十分。
共有設備もトイレ、洗面所、自動ドアと充実しています。
設備充実で快適そのもの
乗車率は2/3くらいでしょうか。
私の上のベッドは空いてました。
時刻通りに出発。
まもなく車掌さんが回ってきてベッドにしてくれました。
カーテン、ライト、電源、毛布もあって快適そのもの。
通路にはディスプレイがあって、次の駅や気温、到着予想時刻などが表示されています。
静かな夜汽車の旅
唯一問題があるとすれば、通路の照明が暗くならないことです。
一晩中ずっと明るいままなので、カーテンはあるものの中も結構明るくて、少し眠りにくかったです。
それでも大騒ぎしたりする人はなく静かな車内。
途中の停車駅を車窓から眺めたり、目を閉じて走行音を聞いたりして、楽しい夜汽車の時間を楽しむことができました。
夜20時頃から朝6時頃まで約10時間。
眠れたのは4時間くらいだったと思います。
宿からバンコクまで送迎含むコミコミ1,500バーツ(6,000円)。
少し高い気もしますが、チケット代だけでも約1,000バーツ。
ミニバン送迎と、まとめて手配してくれることを考えれば手数料は妥当かと。
チケット自体がやや高めですが、新型車両で快適なので満足です。
真新しく巨大な新バンコク駅
終点の新バンコク駅(バンスー)に到着。
真新しくて大きな駅です。
長距離列車の始発駅になったのは、つい先月のこと。
長らく中央駅の役割を果たしてきたフアランポーン駅から、その役割を引き受けました。
待合室も巨大ですし、外から見ても巨大。
将来の高速鉄道開通なども見据えた構造になっています。
まだ器の割りに乗客が少ないのでガランとしていますが、数年後には混雑しているのではないでしょうか。
昔ながらの国鉄バンスー駅
新駅のすぐ隣の国鉄バンスー駅へ行ってみます。
こちらは昔ながらの駅そのままです。
低いホームに丸い屋根。
犬が寝そべりホームには売店が並んでいます。
切符売場で「ここからフアランポーン駅へは行けますか?」と尋ねると「7:00、2バーツ」と。
長距離列車はバンスーが終点ですが、近距離列車はフアランポーン駅まで行くようです。
それにしても2バーツ!8円で列車に乗れるのか!?
今日は午後の飛行機で移動するのですが、まだ7時です。
これは行くしかありません。
小さな1バーツコインを2つ渡しました。
2バーツ(8円)で列車に乗れる!
多くの旅人が通ってきた「バンスー→フアランポーン」。
私は初体験です。
旧型の客車、開いたままの扉、ローカルな風景、小さな途中駅ホーム…。
懐かしい雰囲気を楽しんでいるうちに終点に到着しました。
哀愁のフアランポーン駅
フアランポーン駅は10日前にじっくり味わいました。
写真や動画(動画は近日アップ予定)も含めてこちらの記事にありますので、是非ご覧ください↓
突然の土砂降りと雷
ノープランなので駅の近所を散策します。
ジュライロータリーの噴水見て、川に落ちたボールを何とか拾おうとしてる学生さんを見物して…。
鉄道博物館を探しながら1時間ほど歩いて駅に戻ってきたら、急に土砂降りと雷になりました。
雲行きが怪しかったので遠出せず正解でした。
フアランポーン→ドンムアン
ドーナツ食べながらフアランポーン駅の広い待合室で雨が止むのを待ってみましたが、雨雲レーダーを見ても止みそうもありません。
街歩きは諦めてドンムアン空港へ向かうことにしました。
バンスーまで戻って、そこから新しいレッドラインに乗る手もあるのですが、廃止前に従来線でドンムアンまで乗っておきたいな。
ということで従来線で行くことにしました。
車内には物売りの人が数人乗ってきて、しきりに声を掛けてきます。
これも古い鉄道の風情ですね。
新ドンムアン駅は高架
朝乗り込んだバンスー駅まで戻り、更にドンムアンに向けて北上すると、途中から高架の複々線になります。
新バンスー駅から来た新線のレッドラインと並走して途中駅を通過していきます。
そして新ドンムアン駅に到着。
以前の三角屋根の地上駅ではなく高架の新しい駅です。
旧ドンムアン駅は10日前に訪れましたので、そちらの記事をご覧ください↓
新駅からドンムアン空港への行き方
新ドンムアン駅で降りて改札口を出ると、レッドラインの切符売り場と長距離列車の切符売り場が別の場所にあります。
ここから新しい通路を通ってドンムアン空港に進みます。
旧駅は国際線ターミナル寄りにありましたが、新駅は国内線ターミナル寄りにあります。
逆に空港から市内に行くには「SRT Red Line」の表示をたどっていけば駅に着きます。
空港内クーポン制フードコート
さて、午後の飛行機に乗る前に昼食にします。
ドンムアン空港内のクーポン制フードコートへ。
ここは欧米人が居なくて地元っぽいです。
蒸し鶏と揚げ鶏のミックスごはんをいただきました。
260円。美味し。
ラオスのヴィエンチャンで使えなかった1000バーツ紙幣をご記憶でしょうか。
3mmほどの切れ込みがあったために受け取ってもらえなかった紙幣です。
「タイでは使えるんじゃないか」と宿の人は言ってたので、このフードコートで出してみました。
結果はOK。問題なく受け取ってもらえました。
よく見なかっただけかも。ホッ。
なぜまた「ドンムアンからエアアジア」?
ということでこの旅2度目の「ドンムアンからエアアジア出発」。
沖止めの場所も一緒で完全にデジャブ状態です。
なぜこうなったのか。
今回の旅のルートは「東京→バンコク→ルアンパバーン→ヴァンヴィエン→ヴィエンチャン→バンコク→プノンペン→ホーチミン→東京」です。
ヴィエンチャンで話したオーストラリア人にも「ダズントメイクセンス」と言われました。
だって夜行列車に乗りたかったんですもん。
逆方向にバンコクから夜行列車でヴィエンチャンに入り、ルアンパバーンまで北上して空路でプノンペンに行く手もありましたが、今回のルートの方が航空券が安かったんです。
雲の上はいつも晴れ
そんなこんなで再びドンムアンからエアアジアに乗り込み、プノンペンに向かいました。
雲の上はいつも晴れですね。
上空からプノンペンの街並みが見えたのですが、想像してたよりずっと都会で驚きました。
こんなに高層ビルがたくさんあるとは思いませんでした。
3番の路線バス
以前はプノンペン空港から市街まで鉄道があったそうですが、廃止されてしまいました。
空港バスがあると聞いていたのでそれに乗るつもりだったのですが、これもなくなってました。
ということで唯一の公共交通機関である「3番の路線バス」に乗ります。
エピソードは別記事で改めて
このバス停から宿に着くまでにちょっとした出来事がありました。
カンボジアの人の温かさに触れたエピソードは、別記事で改めてご紹介したいと思います。
明日はプノンペンを歩きます。
つづく
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