世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【東南アジア9】今日泊る宿がない!

 

ミニバンで高速道路

ラオスのヴァンヴィエンからヴィエンチャンに移動します。

この区間高速鉄道が走っているのですが、「ルアンパバーン→ヴァンヴィエン」でもう乗ったのでここはミニバンで行きます。

昔は山越えで大変だったそうですが、今は高速道路ができて2時間です。

高速鉄道も速いですが駅が市街地から離れているので、この区間は「宿ピックアップで市街中心部到着」のミニバンの方が便利だと思います。

高速はガラガラ。16人乗り満席。110km走行、途中休憩なし。1,200円。

 

宿が見つからない!

ヴィエンチャンの中心部でミニバンを降りて宿へ向かいます。

Booking.comの地図の場所に行くと、そこには閉鎖された建物が。

迷っている様子の私を見て、通りかかったおじさんが声を掛けてくれます。

宿の名前を伝えると「向こうだ」と教えてくれます。

5分ほど歩いたもののそこには見当たらず。

近くの商店に入って若い男性に尋ねると、英語は通じませんが調べてくれて元の場所だと。

戻ってみると最初の場所の通りを挟んだ向かいの建物でした。

建物に看板も出ていたので、私ももっとよく探せば見つかったはずです。

はあ失敗失敗。

 

ああそのホテル2ヶ所あるんだよ

面白かったのは「ここだったのか!」と分かった時に、ちょうど近くに最初に声を掛けてくれたおじさんがいました。

「見つかった?」と聞くので「ここでした」と答えると、「え?ホント?ああそのホテル2ヶ所あるんだよ。もう1個はあっちにあるはず。」って言うんですよ。

たぶんデタラメ。自分が教えた情報が間違ってたからテキトーに言い訳したんだと思います。

しかもこの人、私に声かける直前に車でこの宿の前で人を降ろしてるんですよ。

つまりこのホテル名を聞いてここへ連れてきたはず。

なのに「あっちだ」と言ったのは一体なぜ?

 

悪気のないデタラメ?

でも、悪気はなかったんだと思います。

人の好さそうなおじさんでした。

私を騙しても何の得もありませんし、嫌がらせなら後でまた声かけてこないし、慌てて言い訳しないと思います。

調べてくれた商店の人も親切だったし、ラオスの人は基本的にはいい人です。(中には悪人もいるでしょうけど)

そう言えばインドの人も、「わからないと答える」よりも「テキトーでも何らかの答えを言うべきだ」と考える、って聞きました。同じかな。わかんないけど。

 

設備故障で部屋が使えない!

ようやく宿に着きました。

しかしまだ問題があります。

実はこの日の朝、宿からメッセージが届いてました。

「電気設備の故障で部屋が使えない。復旧のめどが立っていない」との内容でした。

もうヴィエンチャンに向かって出発していたので、とりあえず宿まで行こうとやってきました。

フロントで声を掛けるとやはりメッセージの内容通り。

「昨日わかったことなんです。申し訳ないです。他の宿を探すのを手伝います。」

近所のホテルを一緒歩いて探してくれることになりました。

 

一緒に歩いて宿探し

徒歩3分の場所に行って部屋を見せてもらいましたが、かなり古くて水回りは使用に勇気がいる状態。しかも階段で4階。

私は「ここには泊りたくない」と率直にお断り。

すぐ近くの2軒目へチャレンジ。

今度はやたら広いです。寝室のほかにキッチンがあり、食器やレンジも付いてます。

結構古いけどギリギリ許容範囲。

価格を尋ねると1,600円/泊。本来の宿は2,000円/泊ですが質がだいぶ落ちます。

私は決めかねて「ドルならいくら?」と尋ねると「$10(1,300円)でいい」と。

それなら割安とここに決めました。

 

久々の当日現地宿探し

物凄く久しぶりに当日現地で宿探ししました。

部屋を見せてもらって価格交渉。

懐かしいやりとりができて楽しかったです。

そしてどの宿の人も穏やかで率直で親切。

騙してぼったくろうという気持ちが見えませんし、断っても怒りません。

当初の宿も悪意があるようなら闘う覚悟で来たのですが、拍子抜けするほど良心的。

ラオスの人は基本的にいい人(例外はあるでしょうけど)」という印象を強く持った経験でした。

 

夜行列車のチケット手配

ヴィエンチャンに着いたらまずやっておくべきことがありました。

この後ヴィエンチャンからタイのバンコクまで夜行列車で行きたいのです。

そのチケットを手配する必要があります。

宿に尋ねると手配できないとのことだったので、当初泊る予定だった宿に依頼することにしました。

①宿から駅までのミニバン、②国境越えの鉄道、③タイ国内の夜行列車をセットで手配してくれるのでとても便利です。

①~③合計で1,500バーツ(6,000円)。

この夜行は今回是非乗っておきたかったのです。

将来、高速鉄道が開通すると乗れなくなる可能性がありますので。

チケットが取れて一安心です。

 

バーツ紙幣が使えない!

ここで問題発生。

鉄道のチケット代を払おうとすると、私が出した1000バーツ紙幣を受け取れないと。

端に3mmほどの切れ込みがあるからです。

宿スタッフ曰く「タイでは使えると思うがラオスでは少しでも傷があるバーツは使えない」と。

仕方なく一部をラオスkipで支払いました。

この切れ込みは気がつかなかったなあ。

4通貨(円、ドル、バーツ、キープ)を絶妙なバランスで持っていたのに、このことにより、シナリオが一気に崩れてしまいました。

この支払いのためにわざわざドンムアンで「円→バーツ」の両替したのに。

まあ再度両替すればいいんですけどね。

 

再びメコン川の夕陽

さて、宿が決まり例によって夕方から出掛けます。

徒歩10分くらいの川まで行くと、ちょうど日が沈むところ。

広い河原の向こうにメコン川が見えます。

太陽がでかい。そして赤い。

今回の旅はよく夕陽を見ますね。

 

営業中のSAMURAI

夜になるとナイトマーケットが開いて賑やかになります。

「営業中」の提灯が吊るされた「SAMURAI」という店で串にささった肉を買って食べました。

ちょっと微妙でした。

 

水鳥の首に輪を掛けろ

河原にはミニ遊園地のような施設がありました。

独特だったのが輪投げ。

なんと水鳥の首にかかったら当たり!


サーモンの刺身にワサビ

ナイトマーケットの飲食ゾーンも賑やか。

寿司は常温ですがサーモンの刺身は氷の上に陳列。

ワサビがついて470円。食べませんでしたけど。

 

アジア好きのオーストラリア人

駐車場にバイクがたくさんあったので写真を撮っていたら、オーストラリア人だという男性が声を掛けてくれました。

近くに腰かけて30分ほどお互いの旅の話をしました。

アジアが好きでよく旅してまわっているそうです。

ヨーロッパはどこも同じでつまらないが、アジアは刺激があって楽しいと。

 

コンビニ店頭は屋台の食卓

帰りにコンビニで夜食と朝食を買って帰ります。

店頭は屋台の食事する場所になっていて不思議な光景です。

帰り道の夜の繁華街は、車とバイクと店の音楽が大音響。

活気に溢れてました。

 

明日もヴィエンチャンを歩きます。

つづく。

 

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