世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【東南アジア11】鉄道で陸路の国境越え

 

バス運休でタートルアン断念

今日は午後遅めの時間からタイのバンコクへ移動予定。

なので午前中だけラオスヴィエンチャンの街歩きします。

バスがあれば黄金の寺タートルアンに行こうかと思ったのですが、バス停の路線図にはあるもののバスターミナルで尋ねると運休してるらしいです。

レンタサイクルという手もあるのですが、午前中だけなのでやめときました。

 

寺院の敷地を通る通勤バイク

そこで歩いてパトゥーサイ凱旋門へ行くことにしました。

途中、寺院の敷地内の道路を通ります。

通勤のバイクがビュンビュン通って行きます。

 

パトゥーサイ凱旋門は真四角

しばらく歩いて表通りに出るとパトゥーサイが見えてきました。

パリの凱旋門を模した建造物ですが、底面は細長くなくてほぼ真四角なんですね。

真下から見上げたら綺麗でした。

残念ながら今は上には登れないとのこと。

昨日行った大統領官邸を大通りのはるか先に望んで帰ります。

 

日常風景の中を歩く

来たときと別の道で宿に帰ります。

右、左、右、左と歩けばそのうち着くはず。

小学校、お寺の法事?、地元の食堂、犬…。

日常風景を眺めながらの散歩は楽しいです。

お邪魔しないように気をつけながら。

 

値上げ13,000kip→30,000kip

開発計画中の更地とか、宿周辺のなんてことない街並みとか。

観光客向けの飲食店の看板を見ると、フライドライスが13,000kipから30,000kipに値上げされてますね。

ナンプ広場に行ったら、昨日は止まっていた噴水が出てました。時間で出るのかな。

 

カフェの昼食が今日も美味い

宿をチェックアウトして荷物を預かってもらいます。

ここの宿の人も穏やかでいい人だったなあ。

近所のカフェで昼食。これがまた美味い。

ラオスは本当にどこで食べてもハズレがありません。

 

$で支払い

食後にチェーンのCafe Amazonへ。

大量にテイクアウトを頼んだ人がいたらしく、コーヒー1杯出てくるのに30分かかりました。

基本的に穏やかなラオスの人もさすがにイライラしてる人がいましたが、私は時間が余ってるので全然OK。

むしろ接客が丁寧で感心してました。

ヴィエンチャンはほとんどの店でkip、バーツ、$が支払可です。

ここでは残金の関係で$で支払いました。

 

ラオスからタイへ鉄道で越境

いい時間になったので宿で荷物を受け取って出発です。

これからラオスヴィエンチャンからタイのバンコクまで、夜行列車で行くのです。

①宿から駅までのミニバン、②国境越えの鉄道、③タイ国内の夜行列車をセットで、ヴィエンチャンに着いた日に手配しておきました。

①~③合計で1,500バーツ(6,000円)です。

15:00にミニバンのピックアップでタナレーン駅へ向かいます。

 

ピックアップも楽しい

乗合バンや送迎で宿を回るピックアップは結構好きです。

市街地をいつまでも動き回ってて「まだ街中にいるのかよ」とイライラすることもありますが、街を眺めてるの好きだし、いろんな宿も見られて飽きません。

時間に余裕がある旅はなんでも楽しめてしまいます。

猫を愛でながらピックアップを待つ

 

バスポートがない!

ところがこの時はそんなこと言ってられない事態が起きました。(ツイートしてないエピソードです)

街を出て鉄道駅へ向かう途中、隣の欧米人がドライバーに声を掛けます。

どうやらパスポートを宿に預けたまま来てしまったらしいのです。

この後は国境越えですから大問題です。

ドライバーは車を停めて電話連絡。

どうやら仲間に宿からパスポートを運んでもらうようです。

「何が起きたの?」と聞く乗客にドライバーは小声で「パスポート」とつぶやくのみ。

いつまでも動かない車に苛立った乗客が「列車に間に合うの?次の列車に予約を変更したほうがいいんじゃないの?」と言いますが、ドライバーは黙ったまま。

私は知っています。次の列車などありません。それは翌日です。

 

満席ミニバン爆走

果たして30分ほどしてバイクでパスポートが届きました。

この後の運転はなかなか激しかったです。

一般道を120kmで爆走。反対車線を使ってガンガン追い抜き。

でも結局、駅到着から列車出発まで1時間くらいありました。

もともとかなり余裕のあるスケジュールなんですよね。

よかったです。

 

チケット2枚と出入国カード

タナレーン駅は街から離れた場所にある小さくてのどかな駅です。

ミニバンのドライバーが窓口でチケットを受け取って渡してくれます。

チケットは2枚。

青い方はタナレーンからノンカーイまで、国境を越える15分ほどの列車用。

白い方はノンカーイからバンコクまで10時間の夜行列車用です。

あとタイの出入国カードを渡され、記入しました。

空路の入国では出入国カードは不要でしたが、ここではカードが必要でした。

 

ラオス出国手続き

駅にある窓口でラオスの出国手続きをします。

パスポートと入国の時に残った半券(出国カード)を渡します。

係官はよく日本語を話し和やかな雰囲気でした。

 

国境のメコン川の夕陽

手続き後30分ほど待って列車に乗り込みます。

9日間滞在したラオスに別れを告げ、客車2両の鉄道で国境を越えます。

タナレーン駅を出発してまもなくメコン川を渡ります。

橋の上の国旗が途中でラオスからタイに変わります。

車窓から大きな夕陽が見えました。

またもやメコン川の夕陽です。3回目かな。

 

4回接種!

15分でノンカーイ駅に到着。

ホーム上の検疫ではワクチン接種回数を聞かれました。

最初は何を尋ねられてるのか理解できず、後ろに並んでいた人が「ヴァクシーン」と教えてくれました。

接種証明を見せると「4回!」と少し驚いてました。

タイでは2回くらいが普通なのかもしれません。

同じくホーム上の税関で一応荷物を開けられました。

その先の入国審査の窓口でパスポートと出入国カードを渡して、スタンプを押してもらい無事タイ入国です。

 

陸路国境越え初体験

実は本格的な陸路国境越えはこれが初めてです。

シェンゲン協定国間と「マカオ→珠海」以外は初体験。

いつもと違うのでやはり何となく緊張しますね。

何事もなく通過できてホッとしました。

 

次回は夜行列車

今日の記事はここまでにします。

次回は夜行列車に乗り込むところから再開します。

つづく。

 

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