- 小さな船で生口島へ
- 橋の色が違う！建物も…
- 映画の舞台の旅館が営業中！
- 40年前の映画そのままの階段
- 家具や建具が素敵
- 撮影した部屋を見せていただく！
- 宴会シーンの大広間
- 冷蔵庫にレモンケーキ
- 美しい庭とタイル張りの渡り廊下
- 古き良きデザイン
- 郵便ポストがレモン色
- モーニングコーヒー
- 「旅館住之江」のファンに
- 来てよかった
小さな船で生口島へ
瀬戸田は映画「転校生」で2人が家出して訪れた場所。
旅の初日の夕方、三原港から小さな船で約30分、瀬戸田港が近づいてきました。
船からは映画にも登場した高根大橋が見えてきます。
橋の色が違う！建物も…
ところが橋が映画では赤っぽかったのに黄色っぽい！
地域の産業振興を願って昔から「かんきつ色」だったのが、数年前により明るく黄色に近い色に塗り替えたようです。
港の建物も新しく改築されてました。
Googleストリートビューは映画のままだったんですけどね。
映画の舞台の旅館が営業中！
瀬戸田港のすぐ目の前にあるのが「旅館住之江」。
映画「転校生」で2人が泊まった宿です。
今日はここに泊ります。
映画に旅館の名前が映ってたので、ダメもとでGoogleストリートビューで見てみたら、当時のままの外観！
調べてみると営業中！
「これは泊まらねば」と予約しました。
40年前の映画そのままの階段
玄関の戸は引き戸かと思いきや開き戸。
中に入ると既に趣があります。
女将さんは他のお客さんを案内中。
あがって待たせていただくことに。
目の前には映画で出てきた階段が。
本当に40年前の当時のままです。
家具や建具が素敵
廊下の応接セットがいい雰囲気です。
そして隣の事務室も映画のまま。
女将さんが戻られて、その事務室でチェックイン手続き。
素敵な建具の廊下を通って階段を上がり、部屋まで案内していただきます。
撮影した部屋を見せていただく！
我慢しきれず女将さんに、
「映画転校生の撮影場所ですよね。外観だけでなく階段や事務室も映画のままで感激しました。」
と話すと、なんと女将さんは、
「2人が泊ったシーンの部屋はこちらですよ。中をご覧になりますか？」
とおっしゃるではありませんか。
「え！いいんですか？是非お願いします！」
もちろん内装は手を入れてありますが、概ね当時のまま。
窓から夕陽が沈むところが見えました。
宴会シーンの大広間
宴会シーンの大広間もご案内いただきました。
テーブルと椅子が入っていましたが構造は一緒で、2人が座っていた場所もわかりました。
そして写真撮影とSNS・ブログへの掲載もご了解いただけました。
女将さんには本当に感謝です。
冷蔵庫にレモンケーキ
私が泊る部屋も昔ながらの旅館の風情。
建物は古くても、よく手入れされていて清潔です。
エアコンと扇風機はもちろん、WiFiもウォシュレットも付いていて、不便なことは何ひとつありません。
そしてお茶菓子は冷蔵庫にレモンケーキが入っていました。
暑い日に宿に着いて、冷たいレモンケーキと温かいお茶。
心温まるおもてなしでした。
美しい庭とタイル張りの渡り廊下
ひと息ついてから館内を歩いてみました。
お庭もよく手入れされていて綺麗です。
お風呂に続く渡り廊下は美しいタイル張り。
ベンチに腰掛けてお庭をゆったり眺めました。
古き良きデザイン
他にも洒落たアールの壁、不思議な形した踏板の階段、夜の廊下の照明…。
一つひとつの建具も古き良きデザインを残しながらメンテナンスされていて、「これいいな、あれもいいな」と楽しませていただきました。
旅館の公式webサイトによれば、建物は100年以上前のもので豪商の別荘だったものだそうです。なるほど。
郵便ポストがレモン色
ゆっくり休んで翌朝、出発前に宿周辺を散歩しました。
昔ながらの商店街には、古い建物とリノベーションされた宿や店が混在してます。
郵便ポストがレモン色！
「旅館住之江」の割烹の出入口も歴史を感じました。
モーニングコーヒー
「転校生」の2人が宿を抜け出す時に隠れた灯籠、松の木、祠もそのままでした。
散歩の後、カフェでコーヒーいただきました。
いい朝になりました。
「旅館住之江」のファンに
撮影当時のまま残して営業してくださっていることに心から感謝です。
本当にそのままの姿で、階段、部屋、大広間を見て触れることができるとは思いませんでした。
私は「転校生」の撮影地として訪れたわけですが、ひと晩泊って朝起きたら「旅館住之江」のファンになっていました。
おもてなしの気持ちや女将さんのお人柄も含めて、素敵な宿に泊れて嬉しかったです。
今回は初めてでバタバタと計画したので素泊まりでしたが、次回は食事も楽しませていただきたいと思います。
近くの「平山郁夫美術館」にも行きたいし。また来ます！
【「旅館住之江」公式webサイト】↓
来てよかった
朝10:00の船で瀬戸田を後にしました。
わざわざ船に乗ってここまで来てよかった。
この後は尾道へ向かいます。
つづく。
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