世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【東北・道南10】苫小牧の不思議な半日(白老→苫小牧)

 

各駅停車でウポポイへ

「東北・道南旅」10日目。今日はまず登別から白老へ。 

特急が多いけど、ここはケチって各駅停車で。

駅舎が新しくて立派な白老駅から徒歩でウポポイへ。

 

民族共生象徴空間

まだ新しい施設で何もかもピカピカです。

博物館の他、伝統芸能上演や体験プログラムが楽しめます。

民族文化に興味のある人には魅力的な施設でしょう。

 

ケーキセット380円

帰り際に入口付近の「ななかまど」という店でチーズケーキとコーヒーのセット。

これが結構美味くて380円!満足です。


今日はここからが本番

この日の午後はね、いろいろあって面白かったんですよ。

例のノープランデーです。

こないだ盛岡もそうでしたが、これが割と楽しい日になるんですよ。

「ヤバい物」をいくつか見掛けたり、テキトーに歩いてて発見したとこに思いつきで入ったり。

順番に書いていきますね。

 

バスの車体が…

ウポポイを後にして白老から苫小牧へ移動。

駅からバスに乗るのですが、ここで「苫小牧ビックリ①」。

バス車体がかなり傷んでます。

北国で沿岸だからか、かなり錆びて塗装が落ちてます。

そしてバスターミナルは閉鎖され廃墟状態。なかなかです。

さあ、これから苫小牧の不思議な街歩きが始まります。

 

マルトマ食堂は長蛇の列

苫小牧駅から路線バスで漁港へ行くことにしました。

人気の「マルトマ食堂」は思った通り長蛇の列。

並んでる人に「どれくらい待ちますかねえ」って聞いてみたけど「さあ、私も初めてなんで」と苦笑い。

並ぶのは得意じゃないので、近くの「魚金食堂」へ。

こちらも並んでます。どうしよう。

 

風情ある「展望ルーム」

隣の「海の駅ほっき館」では「ほっき貝の潮干狩」やってました。

ほっき館の2階が展望ルームと聞いて行ってみると、会議室みたいな所に椅子が1つ。

風情ある部屋でした。

 

海の駅ぷらっとみなと市場

お腹空いた。なんか食べたい。できればホッキ。

すぐ向かいの「海の駅ぷらっとみなと市場」へ行ってみます。

魚と野菜の販売店と、飲食店が並ぶ観光市場。

そこそこ賑わってます。

 

ホッキカレーにたどり着く

並んでないけど賑わってる「とりあえず逢海」という店に入ってみました。

「ほっき禁漁中、ホッキカレーは1個入のみ」との貼り紙。

なんとかホッキにたどり着きました。

食べてみると…ホッキの食感ですがカレーの味ですね。

辛すぎず美味しかったです。

「とまとま割(後述)」の商品券も使えました。

 

「ほっき貝資料館」がスゴい!

ここで「苫小牧ビックリ②」。

市場の隣に「ほっき貝資料館」を発見。

「まあ入ってみるか」と覗いたら結構ヤバかったです。

ホッキのPRの為に作られたありとあらゆるディスプレイ。

全て手作りのようです。

薄暗い室内に無数の「物」が見えたときは声が出ました。

ホッキ愛と地元愛がスゴい。無人無料です。

 

1980年代のロシアの宇宙船

Googleマップで徒歩圏に「苫小牧市科学センター」を発見。

漁港から歩いて行ってみると、ロシアの宇宙ステーション「ミール」が展示されてました。

なぜここに?と思いながら入館。

 

これがすこぶる興味深い!

1980年代のロシアの宇宙船ですよ。

レトロというか、ウルトラ警備隊というか、オモチャというか。

よくこんなので宇宙空間に居たものです。

面白くて面白くて、長居して隅々まで見てしまいました。

 

苫小牧でプラネタリウム

ミールを見たあと科学センターの本館に行くと、年代物の科学学習施設がたくさん。

理科実験室もありました。

そして「苫小牧ビックリ③」プラネタリウムがある!

30分後に投影開始。無料。入るしかありません!

観客3名。椅子はペラペラでパタンって傾く感じ。

内容は星座と神話。声は峰不二子増山江威子さん。

昔懐かしいプラネタを楽しめました。

 

勘を頼りにテキトー散策

さてどうしよう。自分の勘を頼りにテキトー散策。

王子製紙の煙突の手前に団地があります。

看板には「人事部」の文字が。どうやら社宅のようです。

脇を通って歩いて行くと静かな飲食店街を発見。

駅から離れているエリアにビジネスホテルが複数建ってるのは、そういうことか。

街の構造や歴史を推しはかりながら歩くのも楽しいです。

 

苫小牧で映画鑑賞!

商店街を抜けるとレトロなボーリング場を発見。

ここで「苫小牧ビックリ④」。1階に小さな映画館?!

ん?次の上映は10分後!入る!

 

「パリ13区」

洋画か邦画かも知らないで観た作品「パリ13区」。

結構よかったです。

50席の客席に3人。トイレへの通路がいい感じでした。

こないだ富山でも突発的に映画鑑賞しましたが、旅先で映画が癖になりそうです。

 

一人旅だからこそ

というわけで「苫小牧の不思議な半日」でした。

古めのバス、展望ルーム、ほっき貝資料館、ロシアの宇宙ステーション、突然プラネタリウム観る、突然映画観る。

観光地どこも行ってないのに、私にはとんでもなく面白い半日でした。

「思いつき即実行」が許される一人旅だからこそ。

楽しさ伝わったかなあ…。

 

「とまとま割」

苫小牧の宿は「ホテルウィングインターナショナル苫小牧」。

駅近のちゃんとしたホテルです。

部屋はツイン+ソファベッドで広々。

バスと洗面とトイレが全部独立で、洗い場使って入浴可。

前夜がゲストハウスだったので、ゆったりできてよかったです。

8,000円台から「とまとま割」で3,000円引。

さらに2,000円「とまチケ」付。

先にチェックインして商品券を入手し、ホッキカレーとコンビニで使いました。

 

日替わりで楽しい旅

明日はローカル線の終点まで行きます。

今回の旅は日替わりでいろんなことがあって面白いです。

まだまだ楽しみますよ。

つづく。

 

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