世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【北陸岐阜8】迷路のような細い路地を探検

 

飛騨金山で途中下車

8日目、旅の最終日です。

下呂を朝出発して、高山線で20分の飛騨金山で下車します。

小さな駅ですが有人駅で、駅員さんに親切にしていただきました。

駅の待合室で散策マップを入手。

これから「筋骨めぐり」をします。

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「筋骨めぐり」とは

筋骨"きんこつ" とは、飛騨地方の呼び名で細い路地が迷路のようにからみ合っている公道のこと。

筋や骨のようにからみ合う人間の体に例えています。

飛騨街道 金山宿は江戸時代、4つの藩境にあたり宿場町として大変賑わいました。

その名残りが映画のセットのようなレトロ感あふれる街並みを形成しています。

(金山町観光協会webサイトより引用)

【参考webサイト】公式の散策マップもこちらから↓

 

共同の水場

公式の散策マップに書いてあるモデルコースに沿って歩いて行きます。

駅から西方向に歩いて大きな橋を渡り、商店街を抜けると飛騨街道に出ます。

いい感じの街並みです。

小さな橋のそばの細い階段を下りていくと、共同の水場の「清水」がありました。

4つに区切ってあって用途によって使い分けているようでした。

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えっ、ここ入ってくの!?

ルートに沿って少し歩くと、右折するようです。

曲がる方向を見ると下の写真の通り。

「えっ、ここ入ってくの!?」思わず声が出ました。

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失礼します…

住宅地で生活している人が居るわけですから、このような小径に入るのは躊躇してしまいます。

しかし観光協会が作った公式マップが「ここを入れ」と言っているのですから、「失礼します」とつぶやきながら行くしかありません。

住民の方も観光資源として活用することを了解してるのでしょうけれども、必要以上に生活を覗かないように配慮しながら歩きます。

先ほどの暗い路地の階段を抜けて振り返ると、下の写真のような感じ。

左の階段の奥から手前に歩いて来ました。

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大好物の絵面

続いて上の写真の右方向へ、畑と水路の間の小径を奥に向かって歩いて行きます。

他人の庭先を歩いているようで緊張します。

写真は散策マップに掲載してある写真と同じレベル感で、気をつけながら撮らせていただきました。

薄暗い通路を抜けると、回り込むような階段と頭上にかかる橋が現れました。

うーん、とてもいい感じ。こういう絵面は大好物です。

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廃業した銭湯

階段から橋を渡り、少し行くと廃業した銭湯が見えてきます。

1988年まで営業していたそうです。

男湯だけは入っていいそうなので中へ。

脱衣所、番台、大人100円、標準体重表…。

奥の戸を開けると洗い場と湯舟。

明治につくられたタイルと天井が趣があります。

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屈んで中腰で通り抜ける

さらにルートに沿って細い筋骨をしばらく歩きます。

最後は頭上に建物や配管がある通路を、屈みながら中腰で通り抜けました。

駅に戻って散策終了。

とても興味深い街歩きでした。路地好きには絶対お勧めです!

私は1時間15分くらいで歩きました。

有料のガイドツアー(60分コース、90~120分コース)もあるようです。

上記の参考webサイトに記述があります。

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徳川園で庭と花を愛でる

JRを飛騨金山から美濃太田で乗り換えて鵜沼へ。

新鵜沼から名鉄に乗って名古屋へ出ました。

名古屋は通過の予定でしたが、思ったより早く着いたので、急遽ちょっとお散歩することに。

徳川園は静かな日本庭園です。

中は落ち着いた風情ですが、入口付近は春らしいピンク色。

いい締めくくりが出来ました。

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名古屋の「基幹バス」

名古屋駅への帰り道は、久しぶりに「基幹バス」に乗りました。

「中央走行方式」というバス専用レーンを走ります。

合理的で効率的なシステムだと思います。

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無事帰宅

というわけで、おかげさまで無事帰宅しました。

羽田→神戸から始まって、北陸を北上して富山から岐阜を南下。

バラエティに富んだ日々を無理せず楽しみました。

イレギュラー事象もありましたが重大な事態には至らず、プランBを楽しめました。

今回もおつきあいいただきありがとうございました。

ああ、楽しかった!

 

全県宿泊達成!

そして今回の旅で「全都道府県宿泊」を達成しました!

「岐阜に泊ったからあと埼玉だけだな」と思ってたら、埼玉は2020年に宿泊済でした。

あー勘違い。

ここ2年でだいぶ国内旅したので、一気に埋まりました。

さて、いよいよ海外行かないとですね。

※画像 : 2019左上→2020右上→2021左下→2022右下

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【今回の旅の最初の記事】↓

 

【国内旅の記事の目次】↓