クルーズ沿岸の遺跡巡り
4泊5日のナイル川クルーズ。
途中に数か所で着岸し、船を降りて遺跡を見学して行きます。
地図を再掲しておきますのでご参照ください。
未完のオベリスク
「イシス神殿」を観た後、「未完のオベリスク」を訪れました。
カルナック神殿のために造られるはずだったオベリスクが、まさに切りかけの途中の状態で保存されています。
重さ1200tとか。巨大です。
その後、コムオンボ神殿を見学。
エドフの馬車
船をエドフで降りて、船着き場から「ホルス神殿」まで、エドフの街を馬車で移動しました。
前後2列の座席に4人で乗ります。
馬を操る掛け声と蹄の音、そして街ゆく人々。
1990年代のエジプトの田舎町の様子を、動画でご覧ください。↓
【動画】
ホルス神殿
高い塀で囲まれた大きな神殿です。
人と比べると大きさがわかりますね。
いたるところに、精巧なレリーフが描かれています。
列柱室の入り口に立つハヤブサ神のホルス像。
かわいらしいですね。
貴重な物がそこら中に
古代エジプト遺跡全般に言えることですが、紀元前に造られた巨大な建造物や精巧なレリーフが、大量にそこら中に当時のまま無造作に目の前で見ることができます。
とんでもないことだなと思いました。
そこがエジプトのすごいところです。
エスナの水門
ナイル川を安全で円滑に航行するため、高低差を水門で調整して通過する施設です。
高い水位の川を進んできた船は、前方に水門がある場所で停止します。
後ろを見るともう1隻います。同時に2隻通過するようです。
船が停止すると後方の水門が閉まります。
そして前後の水門に挟まれたプールの水が抜かれていきます。
船は6mほどの高低差を、ゆっくりと降りていきます。
降りきったら前方の水門が開き、低い水位の川を進みます。
乗客はアトラクションとして、その様子をデッキからずっと眺めていました。
なかなかできない体験ですので、面白かったです。
スズーキー
水門で停止している間、地元の人が乗客に織物などを売ろうと集まってきます。
水門のヘリで織物を広げ、品物を船上の乗客に投げ渡します。
乗客は品定めをして不要なら品物を投げ返します。
物売りの少年は注目を得るために「スズーキー!スズーキー!」と大声で叫んだり、川に飛び込んだりします。
そんな様子を眺めるのも楽しい時間でした。
次回
次回は、ルクソールの遺跡群(カルナック神殿や王家の谷)へ行きます。
つづく
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