世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【バングラネパール3】地元の人とたくさん話す日

 

開通まもないメトロに乗る

3日目の今日は、最新のダッカを見に行こうと思います。

午前中は日本の支援で走り始めたメトロに乗ります。

昨年末に部分開通したと聞いてました。

開通区間は遠いのでCNGトゥクトゥク)で行こうと思っていました。

ところがダッカ到着の翌朝、宿の部屋に居ると電車の音がします。

窓の外を見て見ると、なんとメトロが走っているではありませんか!

試運転かと思いましたが、10分間隔で走っていて乗客も見えます。

どうやら最近延伸したらしく、宿の近くのモティジール駅が始発になったようです。

 

ICカード、自動改札、エスカレーター

ということで宿を出て徒歩5分で始発駅に着いてしまいました。ラッキー!

券売機と窓口がありますが、往復券があるかわからなかったので窓口に並んでみます。

片道しかないらしく、終点までの切符(ICカード)を買います。100Tk≒135円。

自動改札にタッチして入場。エスカレーターでホームへ。

できたばかりですから全てがピカピカです。

 

日本の通勤電車と同じ車両

ホームドアがあって、警備員がドアから離れるよう注意しています。

車両は日本の通勤電車とほぼ同じです。

ディスプレイには次の駅名や注意事項が表示されます。

ベルが鳴ってドアが閉まり発車します。

 

エスカレーターに乗れない人

途中いくつか駅に停まりながら30分ほどで終点のウットラ北駅に到着。

出る時はICカードを自動改札に差し込んで回収されます。

駅舎の外にはバスが並んでました。

帰りは自動券売機を使ってみます。

紙幣の読み込みやICカードの発行に時間がかかりますが無事購入できました。

復路は途中からたくさん乗ってきて、日本のラッシュ並みに混雑してました。

まだ乗客が慣れていないのか、自動改札に戸惑ったり、エスカレーターに乗れない人を見かけました。

でもなにしろ渋滞が酷いので、少しずつ日常の足になりつつあるようです。

 

【動画】ダッカメトロに乗ってみました

動画も撮りましたので是非ご覧ください。

混沌の街とは違った新しいダッカの雰囲気を感じていただければと思います。

 

カムラプール鉄道駅へ

モティジール駅まで戻って、徒歩でカムラプール鉄道駅へ向かいます。

将来はメトロがカムラプール駅まで延伸する計画だそうです。

午後はここから鉄道で新しい街のボナニに行こうと思います。

 

鉄道ではボナニに行けないだと!?

さて難関です。どこで切符を買うのでしょう?

テキトーに窓口で「ボナニに行きたい」と言ってみると、「あっちの切符売り場に行け」と言われました。

そこに並んでる人に「ボナニに行く切符はここで買えるの?」と尋ねると、「今は鉄道はボナニ駅を通過して直接空港駅に行く」とのこと。

急行が止まらないだけじゃないの?と思って、別の人に尋ねてみましたが同意見。

路線バスは難易度が高いので、CNGで行くしかありません。

ヒャー困りました。完全に想定外でした。

 

急遽計画変更!

ボナニは新しいモールがあってユニクロやカフェがある場所。

そういう場所よりローカルな場所を優先しようかな。

思案した結果ボナニは諦めて、翌日行く計画だったナラヤンガンジに行くことにしました。

同じ駅から鉄道で行けるはず。

窓口で尋ねると「あっちに別の駅があるからそっちに行け」。

南に向かう路線の駅は歩いてすぐの別の駅のようです。

切符売場でようやくチケットを入手できました。20Tk≒27円。

一時はどうなることかと思いましたが、これで午後の見通しが立ちました。

 

地元の若者と「ナトゥダンス」で盛り上がる

さて、列車の出発まで1時間半あります。

さっきボナニの行き方を尋ねた若者2人が居て、声を掛けてくれました。

お互いの話やら日本の話やら。

インド映画「RRR」のナトゥダンスの話や、俳優ラジニカーントの話が通じて面白い。

そのうち別の2人も加わって経済のことなどいろいろ話し込んでたら、あっという間に時間が経ちました。

この国のフレンドリーさに触れられて楽しい時間でした。


線路から列車によじ登る

列車には線路から乗り込むスタイル。

私は座れましたが結構な混雑。

よく写真で見るような屋根の上に乗る人はいませんでした。

窓からの風が今は気持ちいいけど夏は暑いでしょうね。

車窓のディープな景色を眺めたり、隣席の人に頼まれて一緒に写真撮ったり。

近くの席の人が帰りの列車の時刻を調べて教えてくれました。

40分の楽しい道のりでした。

 

乗り降りが交錯して一苦労

終点ナラヤンガンジの1つ手前で降りて歩きます。

狭い扉で乗り降りを同時に行います。

ちょっと出遅れたら乗ってくる人と交錯して降りるのに一苦労でした。

駅はローカルな感じですが人が多い。

車両の最後部の外に座ってる人がいてビックリするなど。

 

ナラヤンガンジも人と車がいっぱい

ナラヤンガンジはダッカ郊外の街ですが、ここも人と車で溢れてます。

公園では屋台が女子学生に人気でした。お菓子のプーリーでしょうか。

もっと小さくて静かな街かと思ってましたが、これはこれで楽しい。

 

飽きない街歩き

店の人や通行人に何度も声を掛けられながらズンズン歩きます。

街の建物や商品、人を見ていると飽きません。

ああ楽しい。

 

渡し舟で次々と川を渡る人々

川に出るとフェリーターミナルと渡し舟が見えてきました。

とても多くの人が次々と渡し舟に乗り込んで行き、舟も次から次へとやってきてピストン輸送状態。

バスターミナルには様々な形とデザインのバスがたくさん。

貧しいけれどとにかく人が多いので活気があります。

 

店で昼食を購入

川辺では魚や野菜果物を売ってます。

昼食用にバナナを2本購入。

別の店でパンと飲み物を買って、食べる場所を求めて駅まで歩きます。

 

本日2度目のフレンドリータイム

ナラヤンガンジ駅に着くと警備の人に声を掛けられました。

「どこから来たの?仕事?一人?」

質問に答えると「こっちに来て座りなさい」と。

そこから他の警備の人と周囲の人が集まってきてフレンドリータイム。

復路の列車までの1時間半、いろんな人といろんなお話をしました。

昼食を食べ終わるとお茶を奢ってくれて、売りに来たココナッツのお菓子もいただきました。

警備の人が「日本のお札を見たい」と。

国によっては絶対見せてはいけないヤツですが、ここは「750Tkくらいかな」と千円札を渡しました。

興味深そうに皆で回して見て、ちゃんと返してくれました。

もちろん中には悪人も居ると思いますが、感覚的には日本より少し用心するくらいではないかと思います。

 

警備の人に世話になりっぱなし

切符売場も警備の人がついてきてくれて購入。

座席の争奪戦も警備の人が確保してくれちゃいました。

復路の列車も車内で少年と写真撮ったりしながら無事到着。

駅で激しい乗降を眺めてから、リキシャで宿に帰りました。

 

【動画】鉄道沿線の風景

往復の車窓から見えたディープな風景と、乗り降りのカオスな様子を動画に撮りました。

文字や写真より動画の方が迫力が伝わると思いますので、是非ご覧ください。

 

夕飯は170円

宿で少し休憩してから街へ出て夕飯を調達します。

近所の店でミートパイ、サモサ、クラッカー、コーラを購入。125Tk≒170円。

夜の街も活気がありました。

手洗い洗濯を少々してあとは休養。

 

明日も街歩き…?

今日は地元の人とたくさんお話しして、バングラ旅らしい一日になりました。

明日はまた街歩きしよう。と思ったのですが…。

つづく。

 

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