- 鶴見線は味わい深い駅の宝庫
- 「国道駅」と「大川駅」
- 鶴見線の路線図
- 鶴見駅の乗換改札がない
- 「国道」駅のネーミングよ
- ホームはカーブとかまぼこ
- 別世界への入口
- 90年間も時が止まっている
- 静かに流れてきた年月
- 関東地方のJRで1駅だけ乗ってない区間
- 乗客は私だけ
- 8:51発の次の電車は17:29発
- 哀愁の駅舎、埋もれた車止
- ああ楽しかった!
鶴見線は味わい深い駅の宝庫
今回は神奈川県を走るJR鶴見線に乗ってきました。
鶴見線には、味わい深い駅がたくさんあります。
海に浮かぶ海芝浦駅、三角ホームの浅野駅、貨物が爆走する浜川崎駅…。
昨年一度来て、工業地帯と海の風情をたっぷり楽しみました。
【昨年の様子はこちらです】↓
「国道駅」と「大川駅」
でも、昨年行けなかった場所が2ヶ所ありました。
今回はこの2駅に行ってきましたので、写真とともに書いていきます。
鶴見線の路線図
鶴見線は「鶴見-扇町」の本線の他に「浅野-海芝浦(海芝浦支線)」と「武蔵白石-大川(大川支線)」がある不思議な路線です。
工場や港湾施設への通勤が主目的でこのような路線図になったのでしょう。
「鶴見-扇町」「鶴見-海芝浦」「鶴見-大川」を往復する列車が中心です。
そこに南武線の支線が「尻手-浜川崎」を往復しています。
鶴見駅の乗換改札がない
「あれっ!」
昨年来た時には、駅構内に鶴見線ホームに入るための乗換改札があったのですが、なくなってました。
理由はよくわかりませんが、人の流れはスムーズになりましたね。
「国道」駅のネーミングよ
鶴見駅を出発して1つ目が「国道」駅。
鉄道ファンやレトロ好きの間では有名な場所です。
それにしてもネーミング!
京浜国道と交差する場所だからですが、ローカルバスの「郵便局前」みたいですよね。
ホームはカーブとかまぼこ
私は何度か通過したことはありますが、降りるのは初めて。
ホームはカーブしていて車両との隙間に注意です。
かまぼこ状のアーチがかかっています。
これだけでも趣があります。
別世界への入口
ホームから降りる階段は別世界への入口です。
少し降りると独特の構造が見えてきます。
柱とアーチ、そして空中を渡る細い橋。
「なにこれどうなってんの?」
90年間も時が止まっている
下まで降りて改札を出ます。
すると開業から90年間も時が止まった光景が。
昭和5年に造られた高架橋の上を電車が走り、その下が人が歩く通路になっています。
薄暗い照明、傷んだ壁、緩やかにカーブする通路。
飲食店などが数軒あったようですが、営業中なのは1軒のみ?
店舗の上の2階はどうなってるんだろう。入ってみたいです。
静かに流れてきた年月
通路の東端に出ると、錆や汚れが年月を感じさせてくれます。
反対の西側に出ると駅の構造がわかります。
そして何年前に掲げられたか、もはやわからないくらい古い店舗の看板。
素敵な空間です。来てよかったです。
関東地方のJRで1駅だけ乗ってない区間
完全に通勤用の路線なので、朝と夕方しか電車がありません。
前回来た時は昼間だったので、乗れませんでした。
関東地方のJRはほぼ乗り潰したのですが、そういうわけでこの「安善-大川」の1駅1kmだけ未乗で残っていました。
今回はここを乗り潰します。
乗客は私だけ
安善駅で他の乗客は全員降りてしまい、残ったのは私だけ。
夕方に大川に向かう人などいません。
この電車は大川から帰る人を迎えに行くための電車なのです。
車掌さんも「この電車は浜川崎・扇町方面へは参りません」と繰り返しアナウンスしていました。
私に「本当に大丈夫?いいのね?」と訴えているようでした。
8:51発の次の電車は17:29発
安善駅を出て支線に入り、ゆっくりゴトゴト走ると間もなく終点の大川駅に到着。
狭いホームには仕事帰りの帰宅客がたくさん待っていて、私と入れ替わりに電車に乗り込んでいきました。
駅の時刻表を見ると、やはり9時台から16時台は1本もありませんね。
8:51の後は8時間半、電車が来ません。
ホームには「最寄りの武蔵白石駅まで徒歩15分」と書かれた地図が貼ってありました。
哀愁の駅舎、埋もれた車止
駅の外に出ると、駅舎はいい感じに老朽化しています。
哀愁を感じます。
そしてホームの先にある車止は草に埋もれてました。
近くの踏切から駅の全景を撮って、Suicaを出場と入場にタッチ。
約30分後の次の電車に乗って帰りました。
ああ楽しかった!
そして鶴見線の複雑な路線図をやっと制覇できました。
この日は横浜を歩いた後に鶴見線に乗りました。
行きたい所に行けて楽しい一日になりました。
ああ楽しかった!
【昨年鶴見線に乗った時の様子はこちらです】↓
【国内旅の記事の目次】↓