世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【長崎3】念願の軍艦島が…

 

結論

今回の旅の最大の目的である軍艦島

しかし大変残念ながら、今回は軍艦島に行けませんでした(T_T)

  

どうしても軍艦島

古い建物やレトロな街、そして廃墟が好きな私にとって、軍艦島は以前からずっと行きたかった場所です。

小さな島に5,000人以上が暮らし、最盛期は東京23区の9倍の人口密度。

その後無人島になったが当時の建物が残っている。

こんな魅力的な場所が他にあるでしょうか。

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「いつか行きたい」を行動力のなさから放置してきた私。

今年は「行きたい場所に上から順番にすぐ行く」と決めました。

今行かないと、もう行けないかもしれない。

軍艦島は建物の劣化も激しいですし、昨年アスベストの疑いで上陸禁止になったこともあります。

私自身の体力、コロナによる社会変化…。

だからこの旅は今回どうしても実現したかったのです。

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海の状況

上陸への壁は2つあります。

「海の状況」と「船酔い」です。

波が高いと欠航する場合があります。

そして出航しても接岸できず、上陸できない場合があります。

2日前は欠航、前日は上陸できたようです。

当日は風が強く、天気予報では波は2.5m。結構高いです。

 

船酔い

私は乗り物酔いするタイプです。

子どもの頃は、修学旅行バスで日光のいろは坂でリバースしてました。

トラベルミンは効きません。

大人になって車はOKになりましたが、船はダメ。

30分の東京湾フェリーで苦しみましたし、沖縄の潜水艦も辛かったです。

電車と飛行機はOK、昨年のハロン湾ベトナム)は大丈夫でした。

あと、遊園地の乗り物も回転系とVR系は全てアウトです。

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今回は片道45分間で途中からは一部外海です。

途中の寄港地である伊王島から乗船したかったのですが、伊王島ターミナルが工事中で長崎港から乗船することに。

Twitterのフォロワーさんお勧めのアネロンを30分前に飲んで、祈るような気持ちで港に行きました。 

 

軍艦島コンシェルジュ

軍艦島上陸ツアーは複数の会社が運航しています。

今回は軍艦島コンシェルジュを選択しました。

軍艦島デジタルミュージアムも運営しており、船も大き目で揺れにくいと思ったからです。

(このカステラ屋さんの建物の中にミュージアムがあります)

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軍艦島デジタルミュージアム

当日は、市電の大浦天主堂駅からすぐの「軍艦島デジタルミュージアム」に集合です。

受付してから出航までの時間でミュージアムを観ます。

最初に映像プログラムを観てその後館内を見学。

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デジタル技術を駆使した展示やアトラクションがいろいろあります。

でもVR的なものはダメなのでパス。

昔の生活の様子の動画、高層アパートの模型、建物が崩壊していく様子を説明した展示などもあり、なかなか興味深かったです。

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スタッフからの提案

時間になり乗船場所に行きます。

するとスタッフの方に声を掛けられました。

受付で船酔いを心配してることを話したので、気にかけていただいたようです。

提案は次の通り。

「今日は波が高い。欠航ギリギリ。船が苦手な人には厳しいかもしれない。もし無理そうならやめてもいい。キャンセル料は不要。」

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苦渋の決断

キャンセルは前日昼までだったので、出航するなら行くと覚悟を決めていました。

しかしこの提案。

出航した場合の最大の波に私が耐えられるはずがない。

でも今回を逃すと二度と上陸できないかも。

どんなに苦しんでも行くべきでは。

船の中まで入ると停泊してるのに少し揺れ、それが既に恐怖。

10分ほど悩んだ末に、「スミマセンやめます(T_T)」と伝えました。

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スタッフに感謝

スタッフは皆さんとてもホスピタリティに富んだ方たちでした。

ドタキャンしたのはこちらなのに、申し訳なさそうに対応していただきました。

電話で伊王島乗船のことを相談した際も、何ができるかいろいろ考えてくださいました。

次回があれば、またお世話になりたいと思います。

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頭痛

その日は港を離れて数時間、ずっと頭痛がしていました。

港で揺れる船を見たり、短時間とは言え停泊した船に乗っていて、弱い船酔いをしたのではないかと思います。

やはり私には無理だったかもしれません。

今後もよほど波が静かな日でないと無理かも。

 

池島もツアー中止

当初、池島の炭鉱ツアーも申し込んでいました。

こちらも船が心配でしたが、台風被害でツアーが中止との連絡がありました。

その後ジェットスターが欠航になり、旅自体を中止にしようか迷いました。

その上で「軍艦島だけでも」とやってきたのに、それも断念。

軍艦島、②池島、③グラバー邸の目的上位3つがダメ。

長崎はもう一度来る必要がありそうです。

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その代わり

この記事は残念な内容だけになってしまいました。

しかし軍艦島断念の結果、いいこともありました。

空いた時間で急遽オプション発動。

予定外の行動で、ささやかな楽しい出来事も。

その様子は次回以降でご紹介します。 

つづく 

 

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