- サンライズ出雲
- B寝台ソロで22,000円
- 寝台列車の経験
- 行けるときに行く!
- チケット購入
- 東京駅でいよいよ乗車
- 個室の様子
- 車内の様子
- 出発
- 意外と眠れる
- 駅弁タイムクライシス
- お別れの儀式
- 朝日の中で駅弁
- 山陰の景色
- 出雲市駅に到着
- 明日(今日)
サンライズ出雲
今回の旅の最大の目的は寝台列車です。
現在定期運行している寝台列車はサンライズ瀬戸・出雲だけ。
東京22:00発、出雲市9:58着です。
瀬戸と出雲は東京から岡山まで連結して走り、瀬戸は四国へ出雲は山陰へ向かいます。
B寝台ソロで22,000円
席種は次の通り。( )内は寝台料金
・シングルデラックス(13,980円)
・サンライズツイン(一人利用15,400円)
・シングルツイン(一人利用9,600円)
・シングル(7,700円)
・ソロ(6,600円)
・ノビノビ座席(0円)
私は個室で一番安い「ソロ」を選択。
乗車券・特急券とあわせて約22,000円です。
移動と宿代と考えると少し高いですが、寝台列車に12時間乗るというアトラクション代を含むという感じですね。
寝台列車の経験
これまで3回です。
①「さくら」(東京→長崎)2002年頃
②オーストラリア(パース→シドニー)1994年
③インド(バラナシ→デリー)2020年
1970年代の「東京→秋田」、2019年のベトナム「ハノイ→フエ」、2020年のインド「アグラ→パラナシ」も長時間移動でしたが、昼行列車でした。
行けるときに行く!
乗り物好きなので寝台列車は大好きなはず。
子どもの頃は「ふじ」に憧れ、「北斗星」や「カシオペア」もいつか乗りたいと思いながら、結局乗りませんでした。
ひとえに行動力のなさですね。
今回コロナ渦で「行けるときに行く」の大切さを痛感し、乗車を決意したしだいです。
本当に、いつなくなるかわかりませんので。
チケット購入
1ヶ月前から発売です。
「えきねっと」では個室は買えないため、みどりの窓口に行きました。
窓口で切符買うの久しぶり。
中学生の頃、紙に第6希望くらいまで記入して並んだのを思い出します。
窓口の人はパタパタして杭を差して発券してました。(わかる~?)
前月の同日付の10:00発売なので、9:30に駅に行きます。
最近は10:00発売の列が別に作られるのですね。
10:00になる前に紙を渡して、順番に処理してくれるようです。
以前は「どうぞお先に、10:00発売に並んでますので」と後続の人に譲ってました。
この日並んでたのは私一人だけ。
シングルデラックスなどは激戦と聞いていましたが、無事ソロを取れました。
「よし、遂にこれでサンライズに乗れるぞ」と小さくガッツポーズ。
東京駅でいよいよ乗車
さて当日、9番線ホームに上がり、入線を待ちます。
まず驚いたのは、ワイヤーで吊るすタイプの乗車口案内が東京駅にあったことです。
昔はどこにでもありましたが、最近は見かけなかったものですから。
そして21:35頃入線。先頭車両を見に行きます。
寝台ですが機関車と客車ではなく電車なので、正面は普通の特急とそう変わらないですね。
しかし側面は違います。
基本的に2階建ての構造で、個室の大きな窓が特徴的です。
10号車まで戻っていよいよ乗車。
個室の様子
部屋全体がベッドですし天井も低いですが、秘密基地みたいで楽しいです。
私は上段を選択。通路から狭い階段を上ります。
大きく湾曲した大きな窓から外がよく見えます。
新しいスマホの広角カメラが活躍しますね。
空調、電源、各種照明、寝間着、デジタルロックもついてます。
広さも設備も十分。
こりゃオーストラリアのインディアンパシフィックの個室より快適かも。
これまで乗った寝台列車は全て客車型。
電車型の新しい車輛は綺麗で清潔ですね。
インドみたいにネズミが走ってないし。
車内の様子
私の乗った10号車は全てソロ。
ラウンジとシャワー室(有料)があります。
出発
22:00定刻に出発進行。
都会のいつもの風景も違って見えます。
大船あたりから暗くなり、小田原を過ぎるとホームは無人に。
熱海で乗務員交代。
横になって丹那トンネルの天井を眺めます。
サロンが近いので、飲み会の声と柿ピーの匂いが…。
意外と眠れる
日本の鉄道はやはりすごいですね。
真面目に走って定刻通り。
寝るのがもったいないのですが、翌日も活動するので、1:00頃に就寝。
私は飛行機や鉄道で寝るのが苦手なのですが、30分ごとに目が覚めたものの、5時間くらい眠れました。
駅弁タイムクライシス
岡山駅で出雲と瀬戸を切り離します。
瀬戸は4分、出雲は7分停車です。
さあここで「駅弁タイムクライシス」です。
駅弁を指定した号車に配達してくれるサービスがあったのですが、残念ながら9月で終了とのこと。
無難に東京駅で買ってもよかったのですが、ここは敢えて岡山駅ホーム購入にチャレンジです。
出雲の最前車輛8号車から降車します。
売店に到着。
この日の駅弁は5種類。
一番岡山っぽい「桃太郎の祭りずし」を選択。
お別れの儀式
買い物を終えるともう瀬戸の発車時刻。
出雲は楽勝ですが、瀬戸は駅弁買うのは綱渡りですね。
瀬戸とのお別れの儀式を拝見しました。
【動画】【サンライズ出雲】岡山駅で切り離し(サンライズ瀬戸出発)
朝日の中で駅弁
駅弁はこんな感じです。
ストレートに桃の容器です。
中身はちらし寿司。
味はまあまあ。1000円。
ちょうど朝日が上ってきました。
朝日の中で食べる駅弁は寝台列車らしくてよかったです。
ラウンジで朝食をとる人も多いようです。
開放感があって気持ちいいでしょうけど、コロナ渦なので私は個室で食べました。
山陰の景色
岡山から伯備線で中国地方を北へ横断します。
渓谷に沿って紅葉した山あいを走って行きます。
個室の照明を消した状態でトンネルに入ると、部屋が真っ暗になるのが面白かったです。
米子からは西へ。
中海と宍道湖が見えてきます。
日の出から終点まで3時間くらいあるので、明るくなってから個室の旅をゆっくり楽しめてよかったです。
大きな窓から景色と雲を眺めながら、この記事を書きました。
出雲市駅に到着
終点に着きました。
意外にもモダンな駅。
正面だけは出雲っぽいです。
明日(今日)
この記事はここまで。
でもこれで旅が終わったわけではありません。
ここから山陰の旅が始まるのです。
ハリキッテいきましょう。少し眠いけど。
つづく
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