- アルペンルートの旅へ
- なんと3回も中止に
- スタート地点「立山駅」へ
- 立山ケーブルカー
- 立山高原バス
- 室堂を散策
- 立山トンネルトロリーバス
- 霧の大観峰
- 立山ロープウェイ
- 黒部ケーブルカー
- 黒部ダム
- 関電トンネル電気バス
- ダムカレー決壊
- 信濃大町駅から松本駅へ
- 最高に楽しい一日
- 宿
- 明日
アルペンルートの旅へ
今日は今回の旅のメイン「立山黒部アルペンルート」です。
さまざまな乗り物を利用するこのルート、乗り物好きの私は若い頃からずっと行きたかった場所です。
バスツアーが安くて便利なのですが、感染リスクと不催行リスクを考え、バスではなく電車で行くことにしました。
JRは半額ですし宿もGOTO利用すれば、バスツアーと同等の費用で実現できます。
なんと3回も中止に
昨秋、旅中心の生活を初めた時、「アルペンルートは最優先で行く」と決めました。
なのにそれから1年間で、なんと3回も中止になってしまいました。
1度目は、2019年秋に予約したバスツアーが豪雨で中止。
2度目は、2020年初に予約した5月のバスツアーがコロナで不催行。
3度目は、ツアー再開した7月のバスツアーを予約したものの、集客できず不催行。
先ほど「不催行リスク」と書いたのはそういうことです。
今後の世の中の状況次第では、下手をするとアルペンルート自体がなくなる恐れさえ感じてしまいます。
そんな経緯なので、今回はなんとしても実現したかったのです。
スタート地点「立山駅」へ
さあ、いよいよ出発。
混まないうちに行きたいので、早起きして6:03の電車に乗ります。
立山ケーブルカー
立山→美女平(7分)。
さあ、いよいよ夢だったアルペンルートの始まりです。
最初は普通のケーブルカー。
後ろに荷物運搬用のカートがついてます。
立山高原バス
美女平→室堂(50分)。
美女平は濃い霧でまっ白。
散策できそうにないので先を急ぎます。
バスで山道を一気に登ります。
最初は霧で景色が見えませんでしたが、弥陀ヶ原あたりから晴れてきました。
室堂を散策
天気が回復したので、室堂をのんびり散策することに。
室堂平広場からミクリガ池が見えます。
濃い色の池の後ろに鮮やかな山々。
最高の眺めです。
少し歩いてミドリガ池方面へ。
気温10℃未満ですが、日が射すと長袖シャツだけでも暑いくらいです。
風がなく穏やかに晴れ、人が少なく静か、せせらぎと鳥の声。
気持ちいいです。立山最高!
さらに歩いてエンマ谷へ。
火山活動が続いていて、硫黄の臭いがします。
帰りは別の道からミクリガ池へ。
陽の光が水面でキラキラしています。
山々と池を取り巻く天気が時々刻々と変わっていきます。
30秒前とは全く違う景色に。
スタート地点に戻って湧水で顔を洗いました。
気持ちいい90分の散策でした。
立山トンネルトロリーバス
室堂→大観峰(10分)。
次の乗り物はトロリーバス。
昔は東京にも走ってましたが、今は日本で唯一のトロリーバスだそうです。
暗いトンネルを数台連なって走って行きます。
これです、この非日常体験を楽しみにしていたのです。
霧の大観峰
大観峰から下を覗くと、遥か彼方に綺麗な紅葉と黒部湖が見え隠れ。
でも霧でほとんど見えません。
屋上はテーブルがあってゆっくりできるのですが、やはり霧で景色が見えません。
先を急ぎます。
立山ロープウェイ
大観峰→黒部平(7分)。
駅の間に支柱が1本もないという恐ろしいロープウェイです。
乗った時は霧で何も見えませんでしたが、少し降りたら目の前に色鮮やかな紅葉が。
今が最高の時期とか。素晴らしいの一言です。
黒部湖も見えて正に絶景でした。
ロープウェイを降りて黒部平で休憩。
ここから大観峰を見上げると、また紅葉が綺麗。
天気予報で一日雨を覚悟していたのですが、来た甲斐がありました。
黒部ケーブルカー
黒部平→黒部湖(5分)。
今日2度目のケーブルカーですが、こちらは全部地下です。
トンネルの中をずっと下り、すれ違いもトンネルの中。
これも珍しい乗り物でした。
黒部ダム
ケーブルカーを降りてトンネルを歩いて行くと、突然黒部ダムが現れます。
右にコバルト色の黒部湖、左にダムの放水。
ダムの上をドキドキしながら歩いて行きます。
階段を降りて放水を間近で見ます。
迫力満点。そして綺麗な虹。
少し戻ると黒部ダム建設の展示をやってました。
大変な事業ですよね。
ここから展望台まで階段を上がるのですが、これがキツかった。
一番下から合計約400段。
還暦前に来てよかったです。
上からは湖とダムと放水が一望できます。
脚に溜まった乳酸が報われました。
トンネルの階段を降りてレストハウスへ。
名物の「ダムカレー」を食べたかったのですが、混雑してたので控えました。
代わりに外で「くろにょんソフトモカ」を食べました。
関電トンネル電気バス
最後の乗り物は電気バス。
トロリーバスと似てますが、架線ではなくバッテリーです。
昔のバスもレトロでよかったのですが、これは最新式で10分でフル充電できるとか。
やはりトンネルの非日常乗り物を楽しみました。
ダムカレー決壊
扇沢のレストハウスを覗いたら、ちょうど高校生の団体さんが出たところ。
150席に3人しかお客さんが居ません。
これならリスクは低いだろうと入りました。
もちろん「ダムカレー」、しかも二色。
決壊すると混ざるので、一定のスキルが必要です。
美味しく決壊させました。
信濃大町駅から松本駅へ
緑の林を抜けながら「ああ、アルペンルート終わっちゃったなあ」と思いました。
JRで松本駅に到着。
最高に楽しい一日
珍しい乗り物にたくさん乗れたし、立山の高原散策と黒部の紅葉とダムを満喫したし、ダムカレーも食べたし。
天気にも恵まれ、人も少なく混雑知らず、体調もなんとか大丈夫。
素敵な一日になりました。
宿
今夜の宿は「モルシャン」。
GOTO利用で約2,900円。
地域共通クーポンが1,000円もらえるので実質約1,900円です。
ちょっと洒落てるけど、まあ普通のリーゾナブルホテルですね。
サービスは丁寧でした。
今日は早起きしたし、たくさん歩いたので夜の散策はやめて、ゆっくり疲れを癒します。
明日
明日は松本を歩いて帰ります。
つづく。
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