当時の資料を発掘
昔、3泊4日でグアムに行きました。
今回、当時の資料が見つかり、記事を書くことにしました。
見つかった資料は「ドッグレース」の冊子です。
今もあるのかなと思って調べたら、残念ながら2008年に閉鎖されたそうです。
身近なリゾート
当時グアムとサイパンは、日本人にとても人気のありました。
約4時間で着き、時差は1時間だけで、治安もよい。
日本人が多いため日本語がよく通じ、言葉が苦手な人も安心。
そして何よりハワイより格段に安い。
まさに身近なリゾートでした。
グアムのアクティビティ
ビーチやホテルのプールで泳ぐのはもちろん、さまざまなリゾートアクティビティがありました。
ダイビング、ジェットスキー、パラセイリング、テニス、ゴルフ、ジャングル探検、クルーズ…。
元日本兵の横井正一さんが暮らしていた洞窟へのツアーも定番。
パシフィック・アイランド・クラブ・グアム(PIC)のように、アクティビティが無料のオールインクルーシブのホテルもありました。
ドッグレース
夜のアトラクションとして「ドッグレース」も人気がありました。
競馬ではなく、グレイハウンドという種類の犬がレースをします。
もちろん競馬・競輪と同様に、ギャンブルです。
グレイハウンドはウサギ狩りに使われた種類でとても脚が速く、「グアムの制限速度35マイル(時速56km)より早い45マイル(時速72km)で走る」と紹介されていました。
予想紙
今回見つかった資料は「ドッグレース予想紙 賭けの方法」。
現地で入場したら貰えた冊子だと思われます。
16ページの簡素な印刷物です。
その中身をご紹介しようと思います。
週4日開催
上の表紙をご覧ください。躍動感あふれるイラストですね。
当時は「火水金日」の週4日開催だったようです。
3泊4日で行けば、1度は参加できそうです。
時間は「19:45レーススタート」と夜のアトラクションですね。
ホテルへのシャトルバスもあったようです。
競馬新聞と同じ
予想紙には、「出走犬の情報」と「予想紙としての予想」が記載されています。
内容は簡単なものですが、基本的には競馬新聞と同じです。
予想紙は1種類しかありませんから、賭ける人はみな同じ予想を見て賭け方を決めます。
賭け方の種類
単勝(Win)、複勝(Place)、連複(Quiniela)、ワイド(Boxed Quiniela)、三連単(Trifecta)、三連複(Boxed Trifecta)の6種類。
当時日本の競馬には、ワイド・三連単・三連複はありませんでした。
そのため私はこれらの賭け方がよくわからず、単勝と連複で賭けていたと記憶しています。
せっかくなので三連単あたりで、高配当を狙えばよかったのですが。
出走犬の情報
犬の情報は「名前、体重、過去3レースの結果」です。
過去レース結果は「日付、レース番号、距離、走路の状態、タイム、体重、各コーナーの順位」など、それなりに詳細に書かれています。
印と買い目
予想紙としての予想(印)は、「枠順、スタート、追い込み、総合」の4つの項目ごとに、「最良、良、普通、不定、不良」 の5段階で表記されています。
でも、〇(良)と△(普通)がほとんどで、あまり差をつけていませんね。
買い目は、6種類の買い方について複数示されています。
結構多くて広めの予想なので、この中から自分なりに選ぶ感じでしょうか。
投票(チケット購入)方法
今の競馬のようにオンライン投票はありませんし、マークシートもありませんでした。
口頭での投票なのですが、この冊子の1ページが外国人観光客向けの投票用紙になっていました。
上部には次のように記載されています。
「チケット(犬券)を購入の際、このシートに各レースごとに御記入の上、そのつど窓口に御提示ください」
私の冊子のページは全部空白なのですが、私はどうやって犬券を買ったのでしょうか。
全然覚えていません…。
電光掲示板
裏表紙に電光掲示板の表示方法が書いてあります。
古風な感じですが、なんとなくわかりますね。
非日常体験
買ったか負けたかよく覚えていません。
少額だけ投票して、たぶん1回くらい当たって、合計では少し負けたんじゃないでしょうか。
基本的には競馬と同じとはいえ、日本ではできない非日常体験ができました。
治安も悪くなく、気軽にリゾートのアトラクションを楽しめました。
そういう意味では、いい娯楽施設だったと思うのですが、既に閉鎖とのことで残念です。
グアムの様子もだいぶ変わったことでしょう。
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