世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【豪州6】3泊4日の大陸横断鉄道

 

美しい都市パース

パースに1泊した翌日、いよいよ大陸横断鉄道に乗ります。

出発は午後なので、午前中は市内散策。 

【旅日記引用】

グリーンクリッパー(無料バス)でキングスパークへ。見晴し抜群。高層ビルと川が美しい。パンをかじって朝食。本当に美しい都市。半日で去るのはおしい。

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グリーンクリッパー

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キングスパークより

 

パースシティ駅

【旅日記引用】

ジェッティ(船着場)とモールをブラブラ歩いてから駅へ。パースシティ駅は落ち着いた感じでよい。2両編成の市内電車でイーストパース駅へ。朝はビジネスマンでいっぱい。

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市街中心部

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パースシティ駅

 

いよいよ大陸横断鉄道

さて、この旅のメインである大陸横断鉄道です。

イーストパース駅でついに「インディアンパシフィック号」とご対面です。

【旅日記引用】

イーストパース駅はなかなかの駅。建物は大きく空港のようだ。

さて、もうすぐ乗車。どんな旅になるか。第2ステージの開始だ。

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出発を待つインディアンパシフィック


「インディアンパシフィック」とは

「インディアンパシフィック」は、オーストラリアに数種類ある長距離列車のひとつです。

最大の都市シドニーと西端の都市パースの4352kmを64時間(3泊4日)で走破します。

途中のナラボー平原には、世界一長い直線(478km)があります。

名前は「インド洋と太平洋(パシフィック)を結ぶ」という意味。

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パース→アデレードシドニー

 

大満足の一等個室寝台

客室は「ファースト、エコノミー、コーチ」の3クラス。 

他にダイニングカーとラウンジカーがあります。

私は「ファーストクラス ルーメッテ スリーパーズ」(一等個室寝台)です。

実に74,600円。確かに高かったですよ。

でも「ホテル3泊分、4000km移動、素晴らしい食事9回」が含まれています。

そして後ほどご紹介しますが、充実の設備とサービス。

十分ペイしたと思います。

車両編成は、機関車+客車20両+モートレイル(自動車を積載)2~3両。

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車両の種類

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小冊子とレターセット

 

充実の個室設備

【旅日記引用】

部屋は期待通り。よくもこんな狭い所にこれだけの施設を詰め込めるものだ。

ハンガー、テーブル大小、いす大小、ベッド、洗面所、トイレ、靴箱、ゴミ箱、網棚、鏡2つ、ライト4つ。 

窓は開かないが、二重窓で間にブラインドがある。

タオル大小と洗面用具セットに小冊子もくれる。まくらも2つ。

これが全て、たたみ1畳分のスペースに入っている。スバラシイ。

シャワーはさすがに使いにくく苦労したが、列車の中でどうしてお湯が出て、ドライヤーまで使えるのか感動ものである。ディーゼルなのに。

ゆったりした椅子が、夜はベッドになります。

シャワーは共同ですが、いつでも使えました。

不満や不便は何一つありませんでした。

廊下がクネクネしていてカッコよかったです。

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個室の内部

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廊下

 

美味しい食事

食事はちゃんとしたミニコースの料理が出ます。

小綺麗なダイニングカーの4人席に相席。

20歳代の青年と老夫婦と同席でしたが、良識ある人たちだったので問題なし。

青年は「Terrific(素晴らしい)」を連発しながら食事を楽しんでいました。

またひとつ単語を覚えました。

料理の写真はありません。

きっと、周りの裕福な人たちが誰も写真など撮ってなかったからだと思います。

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ダイニングカー

 

ラウンジカーで青年と

【旅日記引用】

バーがあるラウンジカー、特にスモーキングエリアは人が少なくてとてもよい。ゆったりとくつろげる。

夕食後、同席だった青年とラウンジでバーボンを飲みながら話す。ジャンマイケルビンセントに似てると思ったら、名前がビンセントで驚いた。

 当時、私は喫煙者で酒もよく飲みましたので、毎晩この青年とラウンジでのんびり過ごしました。(実は今は酒もタバコも両方ともやめました)

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ラウンジカー

 

シャウト!

少人数のグループで飲みに行った際、まず一人が全員分の飲み物代を支払い、次に別のメンバーが全員の2杯目を出す、これを繰り返して全員分の杯数だけ飲む。

こういう飲み方を「シャウト」と言うそうです。

 

私は「地球の歩き方」で読んで知っていたのですが、このラウンジでそれが発動されました。

青年が最初の1杯を奢ってくれました。

1杯目がなくなってきた頃、「もう1杯飲むかい?」と青年が何か思わせ振りな表情で私に尋ねました。

私は「あっ、これって、例のヤツじゃない?」と思い、恐る恐る「Oh yes, it's my shout.」と言いました。 

「これで合ってる?」って聞いたら、青年は嬉しそうに「Very Good. Well done.」と褒めてくれました。

嬉しかったなあ。その後はシャウトの応酬になりました。

ビールは230円、バーボンは320円。豪華列車の割には安いですよね。

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小冊子の表紙

 

漢字と絵で無駄話

青年とは無駄話してただけです。

旅日記を見せたら、「この漢字はお前が書いたのか」ととても驚いていました。

いや、日本人だからそりゃ漢字書きますよ。

漢字を書く人間を初めて見たんでしょうね。

 

次の画像の上の絵は、私が書いた日本列島。

下の絵は、青年が書いたオーストラリアです。

東海岸のごく狭いエリアに人口の66%が住んでいる。つまりその他のエリアには何もないわけだ。」という意味だと思います。

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初日の夜

【旅日記引用】

夕陽がきれいだった。景色も抜群。明日のナラボー平原が楽しみだ。

それにしてもよく止まる。長いときは1時間以上止まるらしい。何かのTVで観たクック駅が楽しみだ。列車を降りてみよう。

洗濯もしたし、さて寝よう。明朝7:00に朝食である。

  

次回

こんな感じで大陸横断鉄道の旅は始まりました。

この記事は車内の設備の話が中心になりましたが、次回は主に列車の走り方や外の景色について書こうと思います。

つづく

 

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