世界の街シンプル一人旅

「旅ブログ」と「短い動画」やってます。「知らない街を歩くこと」が好きです。

【昭和2】典型的な日本人ツアー客

 

シドニー市内観光

初めての海外旅行、現地に着いてまずはシドニー市内観光。

オペラハウス・ハーバーブリッジをはじめ、主要な観光スポットに行きました。

ただ、どうやって回ったのか覚えていません。

市内観光がついていたのか、観光巡回バスを使ったのか。

↓ ずいぶん大雑把な地図ですよね。

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当時のシドニー観光地図

 

ビールとタバコ

シドニーの1月は夏。

暑い中を歩いてのどが渇きました。

売店で飲み物を選び、「エール」と書いてある缶を買いました。

ジュースだと思って飲んだらこれはビール。

ひとつ勉強になりました。

 

喫煙者だった私は現地のタバコも買ってみました。

「ウィンフィールド」の青い箱。

少しからい感じで、異国の気分を味わいました。

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オペラハウスのリーフレット

 

家族にトラブル発生?

カフェで休憩した時だったと思います。

家族を席に残して、私が一人で注文をしにカウンターに行きました。

順番待ちで並んでいると、「〇〇~~!、〇〇~~!」と私の名前を呼ぶ声がします。

これが結構なボリュームで、店内に響き渡っていました。

 

「トラブル発生か!財布でも奪われたか!」と思って駆けつけると、現地の人が優しい笑顔でスマイル。

「どうした?」と尋ねると、

「この人、なんかわけのわからないこと言ってる」と。

詳細は忘れましたが、「隣に座ってもいいか?」とかなんとか言ってたんだと思います。

そりゃあなた、英語わからないから「わけのわからないこと」に聞こえますよね。

ああ恥ずかしかった。

 

電車で危うく迷子に

自力で電車に乗って動物園に行きました。

コアラを見たかったのだと思います。

シドニーの電車でビックリしたのは、全車両二階建てだったこと。

そして、自転車で電車に乗れることです。

 

さて、私は東京で上野動物園に行く感覚で、「電車に乗れば行けるだろう」と軽く考えていました。

しかし、乗ってから気づいたのですが、車内アナウンスが聞き取れません。

どの駅で降りればいいのかわからず、ドキドキしました。

なんとか目的の駅で電車を降り、駅から30分くらい歩いたと思います。

本当はバスがあったらしく、他に歩いている観光客はいません。

迷いながらやっとのことで「フェザーデール ワイルドライフ パーク」に着きました。

日本の感覚で動いて、危うく迷子になるところでした。 

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動物園のリーフレット

 

動物園でコアラを抱く

ここはコアラやカンガルーを中心に、豪州らしい動物たちと触れ合える施設です。

規模は小さいですが、市街から近くて人気があります。

私もコアラを抱いて写真を撮りました。(写真は残ってません)

ウォンバットが可愛かったですね。ムクムクしてて。

 

シーフードレストランで写真

ガイドさんに頼んで、レストランを予約しました。

旅行会社でクーポンを受け取って、決められたメニューの夕食。

典型的な日本人ツアー客ですね。

ポラロイドカメラで写真を撮られて、喜んで買ってました。

まあいい思い出です。

  

国内線で首都キャンベラへ

首都は、シドニーメルボルンの間にあるキャンベラ。

首都争いの妥協の産物として、2都市の中間地点に新しい街をつくって首都にしたというもの。

キャンベラは観光地としてはマイナーです。

でも当時、都市計画に興味があった私は「キャンベラに行きたい」と主張し、ジャルパックセンターに頼んで追加料金を払い、国内線チケットを取って日帰りで行きました。

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アンセットの国内線搭乗券


エインズリー山の展望台

キャンベラでは、計画的につくられた綺麗な街を眺めました。

そして数少ない観光地である「エインズリー山」に行きました。

小高い丘のような所で、展望台からキャンベラの街が見下ろせます。

「いい眺めだった。さて帰ろう。」と思って「はっ」と気づきました。

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キャンベラの観光地図

 

帰れない!

行きはタクシーで来ました。

ところが帰りの交通手段がありません。

車で来る所なので、路線バスなどないのです。

客待ちのタクシーもなく、電話でタクシーを呼ぶしかありません。

しかし、英語で電話などしたことないし、通じる自信は全くありませんでした。

 

焦る!

よく考えたら、乗ってきたタクシーに待ってもらえばよかったのですが、今さらどうしようもありません。

公衆電話の脇に電話帳があったので開いてみますが、何がどこに書いてあるかもわかりません。

シドニーに帰る飛行機の時間が迫ってきますし、家族は役に立ちません。

結局、展望台のスタッフにカタコト英語で「タクシーを電話で呼んでくれないか」と頼んで、事なきを得ました。

「OK」と微笑んだスタッフの笑顔に救われました。

 

免税店

海外旅行が初めてなので、免税店も初めてでした。

ガイドさんに連れられて、 デューティーフリーショッパーズ(DFS)へ。

短冊みたいなカードを渡されて、買い物しました。

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免税店の伝票

 

伝票が取ってありました。

シーバスリーガル(洋酒)、タバコ、シェーファーのボールペン、コアラ、カンガルー、シープスキン…。

もう恥ずかしくなるくらい典型的な日本人ツアー客です(笑)。

 

シーバスがAU$17=2346円(当時のレートは138円!)。

日本で買えば8000円くらいだったと思いますから安かった。

今は国内価格との差が小さいですが、昭和の海外旅行では免税店の割安感が大きかったですね。

そして伝票が商品番号から商品名や価格まで、全て手書き。

支払はトラベラーズチェックと現金。

時代を感じます。

 

テニスの岡本久美子選手

復路の飛行機で、テニスの岡本久美子選手を見かけました。

全豪オープンに出場した帰りだと思われます。

「ああ、飛行機って有名人に会えるんだな」と思いました。

私は井上悦子選手のファンだったのですが、会えませんでした。

知らないよね(笑)

 

無事帰国 

まあそんな感じで、典型的な昭和の日本人ツアー客2人は、なんとか無事帰国しました。

 

次回はいよいよ小冊子「旅のご案内」と「Koala」の中身をご紹介します。

昭和レトロ感が満載です。

つづく

 

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